霊が仕組んだワナ
前回の続きです。
田中さんは「先生、ここ数年の私は本当に生き地獄の毎日でした。この私の気持ちをお察しください。……ところで」
と言って、田中さんは風呂敷包みの中から、何かを取り出しました。
それは、田中さんが霊能者に御霊鎮めをしてもらった御霊箱でした。
そして、田中さんはこの御霊鎮めをお祀りするようになってから、体の具合や精神状態がおかしくなって、怪奇現象や不幸が起こったといいます。
そして、この御霊にはどんな霊が鎮まっているのか調べてほしいというのです。
そういって田中さんは、確先生の前のテーブルに差し出したのは、錦の布に包まれた高さ15センチあまり、縦横共に7~8センチほどの白木の箱でした。
確先生は、その御霊箱をじっと見ていると、見てくれの清涼感とは反対の異様な妖気を感じ始めました。
その御霊箱から、突然、メラメラと青白い噴煙が立ち上り燃え盛る青白い炎が不動明王の姿に成り変わっていきました。
ですが、その不動明王はただの不動明王の顔ではなく、体全体も濁りくすんだ白壁色に、世にもいやらしい紫がかった灰色を混ぜたような、見ただけで吐き気を催す色彩です。
さらに顔はと言えば、大きく開けただれたように赤い口、憎しみに燃え立った異様に光る目、ゆがんだ醜い面構えをしていました。
と、突然、その不動明王の大きく毒々しい口がいっそう裂けたように広がったと思うや、「クワックワックワックワッ……」という不気味な高笑いが、確先生の霊耳に聞こえてきました。
「クワックワックワックワックワッ、ざまをみろ、愉快ではないか」
田中さんの恐怖の怪奇現のは、この霊が仕組んだワナだったのです。
しかし、今、身も心もすっかり落ち着きをとり戻した田中さんは、穏やかなほほえみを浮かべて言いました。
「先生、この御霊箱はどのように処分したらよろしいでしょうか」
確先生は、C霊能者も現役の霊能者で、不幸にしようと思って御霊鎮めをしたわけではないと思うので、田中さんに直接の答えはせず、新たに御守護神様として権現大神様を出してあげました(この頃はまだ、聖の親様ではなく、依頼人のご先祖様の中で位の高い神霊をご守護神として出していた)。
このようなことは実際ありうることで、霊界のシステムを理解すれば、容易に納得がいくと、確先生は書いています。
低級霊や悪霊は好んで現界に入りたがり、人間に憑依しようとしますが、高級神霊になればなるほど、自らの意思で人間界に下がってこられることはありません。
ご守護神様におすがりするという人間の必死の想い、祈りの行動で、自分の体に下がっていただく、または霊流を流していただく、このことはたゆまざる人間側からの祈りの想い、念の強さによって可能になるのです。
低級霊が体に侵入してくると、イヤな気分になったり、病気になったり、身辺に不幸が付きまとってきます。高級神霊の霊流を見に受けると、心が平和と喜びの感覚が沸き上がり、心身ともに健康になります。身辺に幸運が群れ集うようになります。
春馬さんの20歳前後の頃
この話は怖いですね。
以前も書いたことがあると思いますが、私が日神会を知るきっかけになったのは次男があまりにも毎日頭を打つので、これは霊が関係をしているのではないか、と思い何とかしたいと思いましたが、霊能者の知り合いもいないし……変なのにあたったら怖いからとためらっていた頃に、ある本屋で「大霊界」のご本に出合ったのでした。
そう、この田中さんのようになるのではないか、と心配で前に一歩が出ませんでした。
田中さんという人がお子さんが何人いるのかわかりませんが、お子さんが何人いても立て続けに2人も亡くなるとは、親としては本当に辛かったと思います。
y様からコメントをいただきました。
ありがとうございます。
コメントの返事は、長くなりそうなのでここに返事を書かせていただきます。
動画を拝見しました。
>動画はせいわ様の霊視の状況と同じでしょうか?
私が感じたものと同じかどうかという以前に、ちょっと現実の春馬さんのことを書きます。
動画の中で言っている春馬さんには、事実そういう時期はありました。
20歳前後の頃に主演のドラマが2つ続き、あまりの忙しさと主役という重責もあったと思いますが、せりふも覚えられない状況になって、農業に逃げたいと思って、携帯で農業の専門学校を探したと言っています。
母親からは、「家のローンどうすんのよ」と言われて、気持ちを切り替えたようです。
まだ19歳の息子の収入を当てにしてローンを組む母親も母親だと思いますが……
だいたい主演のドラマを休みも入れず、2クールも続けて入れてしまう事務所も事務所だとは思いますが……
この事務所は、以前にも3度だったと思いますが、労働基準監督署から是正勧告を受けていたと言われています。
でも、春馬さんはそれを乗り越えて20代後半には、今なら簡単にできてしまいますと言っています。
そうでしょうね、映画を3つ、1つは主役、2つは準主役それを同時にこなしていたといいますから……
動画で言っていた友達が沢山いたのに、なぜ相談しなかったのか、相談しても変わらないからしなかった、これはその通りだと思います。
人柄が良いからでしょうね、友達は大勢いたようです。
春馬さんがやろうとしていたことが、あまりに闇が大きすぎて友達を巻き込むことはできなかったのが真実だと思います。
良い人を演じ続けることに限界があったという事ですが、春馬さんという人は、自分ではよい人を演じているという意識はなかったと、私は思っています。
何故ならいつも自分より人を優先する、それは彼自身であって、全く無理をしているという感じではない、と思っています。
20代半ばあたりからは、自分をさらけ出しているので春馬さんが春馬さんを演じているとは思えません。
本当の春馬さんは、かなりの天然です。
バラエティーに出演していると、かなりその部分が出ています。
精神的な面での病院も自分で必要なら行く人だと思います。
そういう面で、人の目を気にするということはないと思います。
本当に自分を押し殺して無理をしていたなら、たった一人の肉親の母親と絶縁をすることはなかったと思います。
父親は、春馬さんが小学校低学年の時に両親が離婚をして20年間会っていません。
それに事務所と対立をしてまで、靖国神社を参拝したり、チャリティーの不明金の追求したり、俳優の労働組合をつくろうとしたりもしないと思います。
いろいろと突っ込んでしまいました。
y様、気に障ったらすみません。
今月は、忙しい時期に入りましたので、これで今月いっぱいお休みをして来月12月からまた再開をしたいと思います。
つい長くなってしまいました。
今まで私の長いブログを読んでくださりありがとうございました。
良かったらまた12月から読んでください。
会えるのを楽しみにしています。