聖の親様と共に2

初心に帰って初代会長の隈本確先生の教えである「大霊界」の御本に沿って、日常の生活や日頃私が思っていること感じていることに絡めて、書いていきたいと思います。

少女が繰り返し狂暴になる

前回の続きです。

 

少女が数日おきに狂暴になる

 

私たち夫婦で、娘の鈴恵の上にのしかかってしずめようと取り押さえていると、5分ほどすると、突然娘の体からスーッと力が抜けていく感じがしました。

 

そして、ぺったりと床に倒れたまま動きません。

私たち夫婦は、まだ娘を抑え込む姿勢でいましたが、娘の顔を真上から見ながら娘の名前を呼び続けました。

 

しばらくすると、私たちの呼ぶ声に気が付いたようで、私達夫婦に弱弱し気に目を開いて尋ねました。

「お父さん、どうしたの?お母さんも……どうしたの?」

 

とにかく、私は娘をベッドの中しつけると、部屋をかたずけ、主人と一緒に娘に付き添い、2時間ほど体を温めてやったり、頭を冷やしたりしました。

 

娘は、それから5時間ほどしてようやく力を取り戻し始めました。

 

それまでの間私は、いくら考えても娘がどうしてこんなことになったのか、いったいなぜなのか、全く思い当たることがありませんでした。

 

娘は、心配そうな顔をして枕元にいる私達を見ると、弱々し気な調子で問いかけてきました。

 

「お母さん、お父さん、鈴恵はどうしちゃったの?」

先ほどの騒ぎについて、私がいくら聞いても、娘は全くないも覚えていないというのです。

 

その晩、私達夫婦はほとんど眠らずに、娘の身に起きたあの不思議な怪奇現象について、あれこれ思案し続けました。

 

けれども翌朝になって見ると、昨日の凶暴なふるまいとその後の衰弱状態などがウソのように、娘は元気になっていました。

 

そして、まったくいつもと変わらない明るい様子で学校へ出かけていきました。

 

私も主人も、この娘の元気そうな様子に、何がなんだかわけがわからないうちにも、ひとまずはほっとしていました。

 

ところが、それから3日後のことでした。

夕食後、再び娘の部屋から、あのすさまじい音が聞こえてきました。

 

私と主人は思わず目を合わせてしまいました。

そして、二人であわてて娘の部屋に駆けつけました。

 

すると、娘は、部屋の入り口で仁王立ちになって異様に目を見開いて、こちらをにらみつけていました。

その目は、今にも私たち夫婦を射すくめんばかりの眼光です。

 

「鈴恵、鈴恵、鈴恵!!」

私たちは大声で叫びながら、また夫婦そろって娘を力ずくで取り押さえなければならなくなりませんでした。

 

後は、先日の時と全く同じような騒ぎが繰り返しでした。わたしたちに力任せに押さえつけられているうちに、不意に全身の力が抜けいった娘は、死人のような状態で床に伏せています。

 

たった今までのあの凶暴な有様は、いったい何だったのでしょう。

 

すると、不意に主人が涙をはらはらと流して、つぶやきました。

「なんでこんなことに、なんでこんなことに……」

 

そして、翌日、この日は、娘は学校に行く時間が来ても起き上がれずに、学校を休んでしまいました。

 

私の家は、住まいと同じところに衣料品店をしている関係上、いつも主人がおりますから、助かっていますが、私一人の時に娘にあの様な狂乱状態が起こったら、本当にどうしていいかわかりませんでした。

 

その後も娘の狂乱状態は、2~3日に一回くらいずつ、限りなく起こります。

 

それ以外の時は、私達のいう事をよく聞く素直な子供なのに……。

 

こんな素直ないい子をいったいどこの病院に連れて行った良いのでしょうか。

また、こんな奇妙な話を、いったい誰に相談したらいいのでしょうか。 

 

お母さんの話はまだまだ続きます。

 

 

 

次回に続きます。 

 

 

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義姉が義母を連れて行った

 

私は結婚してすぐに、義母との同居でした。

同居して丸26年になろうとする頃に、義姉が義母を連れていきました。

 

その時は、連れていく理由がわかりませんでした。

かすかにわかるのが、夫の弟が言うには私たちの義母への対応が悪い、というようなことを言っていました。

 

確かに夫と私と義母の間はうまくいっていませんでした。今でも思うのが、義母と仲良く同居できる人はいないだろうと思います。

 

義母はとにかくいい人に見られたいという人でした。

簡単に言うと、外面が良いという事です。

 

人に言うときは、いつも自分が被害者になっています。

家族はいつも悪者です。

私は鬼嫁です。

 

それでも、長い間同居をしていれば、義母は嫌なところもあるけれど、優しい面もあるし、働き者でした。

 

割り切ってしまえば、何とかなるというくらいにはなっていました。

だから、義母とはある程度の距離を置いて暮らしていました。

 

ところが、もう少しで義母と同居して26年になろうとしていた頃、義姉が連れて行った一週間ほど前に義姉の夫が「おばあちゃんを家で引き取る」と言ってきました。

 

わたしたちは何が何だかわからないまま、義母に聞くと「お前たちが反対なら、行かないよ」と言いました。

 

後で分かったのですが、義母は義姉たちの前ではお前たちの言うとおりにするといい、私達にはお前たちの言うとおりにすると、どっちにもいい顔をしていたようです。

 

結局は、義姉が義母の誕生日に連れていきました。

実は、今でも夫に言っていないのですが、義母が家を出る二カ月ほど前から、突然右頭の上からはっきりと声が聴こえたのです。

 

「○○(義母の名前)をこの家から出します」と。

私はびっくりしました 。

 

私は、自分が内心義母を嫌っているので、自分の心の声がしたのかと思い、その声を聞かないようにしていました。

 

自分はなんて嫌な奴なんだろうと思っていましたから、その声は聞かないようにしていました。

 

ところが、その声が聴こえてから約二か月後に、実際に義母が家を出ることになったので、驚いたと共に自分の心の声でないことに安心しました。

 

改めてその声の主に聞いてみました。

すると、何と我が家のご先祖様の声だったという事でした。

 

「○○は、この家にいてもこの家にとっては良くないから」という事でした。

 

義姉が義母連れて行ってから数年後、義姉の目的は義母の持っている貯金と土地だという事が分かりました。

 

義母は初めこそ喜んでいたものの、義姉の家族とはうまくいかず、数年後には後悔をしたようでした。

 

もしかしたら、数か月後だったのかもしれませんでした。