聖の親様と共に2

初心に帰って初代会長の隈本確先生の教えである「大霊界」の御本に沿って、日常の生活や日頃私が思っていること感じていることに絡めて、書いていきたいと思います。

「転生」の真実

「転生」は憑依現象

 

霊言の話に戻ります。

 

前回の記事の依頼人のお嬢さんの霊言をした吉沢女史の場合、隈本確先生が「もうよろしい、霊言をそれでやめなさい」というと、即座に「はい」と言って、本来の吉沢女史に戻ることができます。

 

しかし、神霊能力者でもない、単なる霊媒体質の少年少女、あるいは幼児(青年期以降には、ほとんど見当たらない)となると、しばしば、数時間、数日間にわたって神がかり状態(入神状態)となり、自然的招霊現象を起こし、全く別人格になってしまうことがあります。

 

長年、神霊の仕事をしていると、このような現象には少なからず遭遇するものです。

 

それらの現象を、神霊能力者ではない一般の神霊研究家や宗教家は「転生」、すなわち「生まれかわり」であると錯覚してしまうのです。

 

転生とは、死者の霊魂が生者の体中に入り込み(憑依現象)、死者の生前の記憶が、生者によって再現される現象を言います。

 

したがって、時間の経過により、生者側の魂が力を増し、復原されてしまえば、「転生現象」は消滅してしまいます。

 

転生と言われる現象が、魂の力がまだ未熟で精神的にも不安定な未成年者に発現し、二十歳を過ぎた成人にはほとんど起こらない現象であることからも、それが単なる例の憑依であることがわかります。

 

例えば、世界中にかなりの数の報告がある、前世を記憶していると言われる子どもたちにしても、成長するにしたがって、大方は普通に人間になっていくものです。

 

こうした現象について、多くの神霊研究家たちは「成長するにしたがって、前世の記憶を忘れていく」などと説明しているようですが、そうではありません。

 

実際のところは、子供が成長するにしたがって、自己の生霊(魂)の力が増大し、他からの憑依現象が説かれていった結果の現象なのです。

 

全くの素人はもとより、一般宗教家や単なる神霊研究家たちは、目の前にいる子供たちが別人格をあらわしたり、当人の知るはずもない先祖のことなどをペラペラとしゃべり始めると、途端に生まれ変わりではないかと錯覚するのですが、熟練した心理絵能力者には、それが憑依現象であることが一目でわかるのです。

 

ここで一つ言えることは、意志や精神力が強く、顕在意識のしっかりとしている人には、決して自然的に「転生現象」は起こらないという事です。

 

加えて言えば、自らの意志で容易にトランス状態(入神状態)になりえる神霊能力者や霊媒能力者においては、自己の意志で人為的に行い得る現象でもあります。

 

 

 

 

 

目からウロコでスッキリ

 

>転生とは、死者の霊魂が生者の体中に入り込み(憑依現象)、死者の生前の記憶が、生者によって再現される現象を言います。

 

私は最初、この隈本確先生の話を読んだとき、目からウロコが落ちた気がしました。

 

私は、すんなり受け入れることができました。

 

転生とは、隈本確先生の書かれている通りだろうと思いました。

 

というのは、以前も書いたことがありますが、母が不幸な目にあっている人を見て、あの人は前世に悪いことをしたからだ、という事を言っているのを聞いていて、子供心に何となくですが、イヤな気持になっていました。

 

母は意地の悪い人ではなく、むしろお人好しなくらい人の良い人でしたが、その母が何の疑いもなく前世の罪を言っているのを聞いていると、素直な母は信仰心の熱い人でしたから、教えられた通りのことを言っていたのでしょう。

 

もちろん、不幸な目にあっている本人に対して言っているわけではありません。

 

私は、隈本確先生の話を読んで、今まで引っかかっていたものがスーッと取れてスッキリした思いでした。