神霊研究家と神霊能力者は違う
神霊研究家とは、その名の通り神霊研究家でありまして、決して神霊能力者ではありません。
各地でおこる神霊現象、超常現象の調査、謎解き、解説をしたり、神霊現象に関する資料、文献の収集をもっぱらとする人達です。
これら神霊研究家は、長年の研究体験の結果、一般素人の方々に神霊に関するいろいろなアドバイスをすることはできます。
しかし、普通は神霊能力者でないために、単なるアドバイスに終わってしまう事が多いのです。
ところが、一般の人達の中には、神霊能力者と神霊研究家とを混同している人が非常に多いようです。
もし、あなたが病気治療のために神霊研究家の元を訪れたとすれば、それは、けがをしたからと言って医事評論家の元を訪れるのと何ら変わりがありません。
皆様方には、その点を十分注意していただきたいものです。
また加持祈祷師、行者、神霊能力者と一口に言っても、言うまでもなく、その超常能力は千差万別であります。
そして、一般の人達が、その能力の有無、強弱、および質の程度を知ることは非常に難しい事であります。
霊の姿が見える、声が聴こえる、予知がある、霊言がある……、これらの力の一つをとっても持っている宗教関係者というと、一般の人達は途端にコロリとまいってしまい、それらの人達の言うがまま、なされるままになされるまま膨大な時間と金品の浪費をしているような場合が非常に多いのです。
しかし、もし、あなたが病気治療、その他の不運の解消が目的で加持祈祷師、行者などを訪れて、それが三回以上にわたっても何らの効果が生じない場合、残念ながら、あなたの行為は無駄だったと判断せざるを得ません。
あなたの方から、速やかに、その行為を中止すべきです。
また、病気治療や災難の除去のためのいろいろな祭りごと、修行や修法補やたらと依頼人本人に強要する宗教家、加持祈祷師や行者も、やはりおかしいと疑っていいでしょう。
例えば、私達がケガをして病院に行ったとしましょう。
その場合に、患者の目の前に針を出し、糸を出し、薬をだし、「さあ、自分で消毒をしてぬいなさい」などという医者がいるでしょうか。
巷には、目的に応じた修法の方法を依頼人に教えて、これを依頼人当人にすっかり行わせている加持祈祷師や行者も多いと聞きますが、これでは、患者を前にして自らは何も手を下さない医者と同じようなものです。
いやしくも神霊能力者を自認する者であるなら自ら依頼人に成り代わって、病気治療なり、災難除去なり霊的処置を行うのが原則です。
逆に言えば、依頼人に対して、やたらとあれをしろ、これをしろと注文を付ける加持祈祷師や行者は、神霊治療能力者としては実力がないという事になります。
この他、隈本確先生がいつも言っているように、目に見えない霊を扱う神霊能力者の世界には、全く常識外れのような悪が、横行しています。
依頼人の神霊に対する無知をいいことに、とんでもないことをする宗教関係者も現実にいます。
世の中には、有名宗教団体の幹部とか、心霊研究団体の幹部と聞くと、途端に常識的判断力がマヒしてしまうのか、何でも言うなりになって染む依頼人も多いのですが、いついかなる場合にも、正常な判断をもってもらいたいものです。
神霊能力者の判断基準
>一般の人達の中には、神霊能力者と神霊研究家とを混同している人が非常に多いようです。
残念ながら、私から見ても同じように思います。
素人には区別はつかないと思います。
>あなたが病気治療、その他の不運の解消が目的で加持祈祷師、行者などを訪れて、それが三回以上にわたっても何らの効果が生じない場合、残念ながら、あなたの行為は無駄だったと判断せざるを得ません。
>あなたの方から、速やかに、その行為を中止すべきです。
隈本確先生は、こういうわかりやすい基準で教えてくれるるところが、信頼できると思っています。
素人では、神霊能力者の判断基準がわかりませんから、こういうわかりやすい基準があると、ありがたいです。
私も少しは感じるようになってわかるようになってきたのですが、本当にとんでもないことを言っているし、行っている人がいるようです。
ところが、自分の言動が意図的に悪いことをしているとわかっている人とは別に、自分自身は善行だと思い込んで、とんでもない言動の人もいるからやっかいだと思うようになりました。
神霊の世界は目に見えないだけに、難しいです。