聖の親様と共に2

初心に帰って初代会長の隈本確先生の教えである「大霊界」の御本に沿って、日常の生活や日頃私が思っていること感じていることに絡めて、書いていきたいと思います。

憑依霊は先祖霊

憑依霊の正体

前回の続きです。

前回の話は、難病で苦しんていたお嬢さんがが神霊治療で完治した話でした。

この難病は、憑依霊が原因でした。

隈本確先生が最初に彼女を霊視した時点で見えた霊は、さすがの隈本確先生でもゾーッとして背筋に悪寒が走りました。

その霊が言うには「わたくしは、この女性の720年前の血のつながりの先祖です」と言って現れたその亡霊は、骨と皮と腐った肉ばかりの、よぼよぼの老婆の姿でした。

赤裸の体のあちこちからウジ虫が湧き、まさに地獄絵のごときのありさまでした。

そして、「苦しい、苦しい、助けてくれ」と、隈本確先生にさかんにすがり、訴えかけてくるのでした。

隈本確先生が、この先祖さんをよく調べてみたところ、今でいうハンセン病、すなわちライ病とかカッタイとか言われていた、体が腐ってくる病気で亡くなった方なのだ、という事が感得されました。

それから、隈本確先生は自らの体中に招霊したこの霊体に、説得を始めました。

「そなたは苦しい、苦しいと言っているが、もはや、そなたには人間・凡夫の肉体はないのだ。そなたは霊界入りし、魂だけの存在となっているのである。そなたの言う苦しみとは肉体あっての苦しみのはずだが、そなたが想念の世界にあっても、そのような現界にあった時の想いをもち続けていたのでは、いつまでたっても霊界で救われることはない。

たった今、私のこの体の中で、生前にもっていた苦しい想いの全てを捨ててしまいなさい。そして、私の守護神本尊大神の輝くばかりの霊流を存分に浴び、魂の浄化をはかりなさい」

このような内容のことをじゅんじゅんと説得し、隈本確先生のご守護神の霊流で憑依霊の霊体を十分に浄化させたところ、その結果として、依頼人であるお嬢さんの十数年にわたる体中の異常なかゆみが消滅したのでした。

だが、もし、この一連の霊査内容を党のお嬢さんに説明して聞かせたらどうでしょう。

—―自分の先祖さんは、ライ病で体中が腐って、苦悶のうちに死んでいました。

そして、その因縁が自分の身に、血液に流れてきていたために、自分も得体のしれない皮膚病に悩まされていました――。

このような想いが心から離れず、たとえ彼女の肉体上の疾患は治っても、一生涯、精神的に苦しみ続けることになったのではないでしょうか。

隈本確先生は、神霊治療に際して、これに類する霊視、霊媒の体験を無数にしてきています。

そして、その結果、原則として治療依頼人には霊視結果を告げない、という方針を貫いています。

 

 

  

 

 

知らないほうが良いことがある

 

そうですね、知らないほうが良い事ってありますよね。

霊査も基本的には知らないほうが良い気がします。

思い起こしてみると、私は以前は何もわからなかったし感じませんでした。

何もわからなかったし感じなかったころは、霊が見えたら怖いなとか思っていました。

それから数年がたって、何となくですがぼんやりと感じたりするようになると、逆に霊に対して怖いという思いは無くなりました。

だから、隈本確先生が何も知らない依頼人に霊査の結果は知らせるべきではないと言われることがわかります。

依頼人に無駄に恐怖心や不安をあおる結果になる可能性があると思います。

霊査結果を聞いても個人差があると思いますので、全く何も気にしない人もいるでしょうし、物凄く気になって何も手につかない、という人もいるのではないでしょうか。

そう考えると、霊査結果は知らせないほうが良い気がします。