隔絶された世界
前回の続きです。
隈本確先生は聞いたのです。
霊人の真っ黒い顔の中にある薄く避けた赤い唇から漏れる、かすかな息づかいを。
それは、シューッ、シューッ、シューッ……というような、不思議な音でありました。
—―これがまさしく奈落の底というものなのでしょうか。
隈本確先生は地獄の最下層の世界にありながら、しきりに暗く、重い気持ちを引きずっていました。
地獄とは、なんと残虐かつ陰惨、そして虚無的な世界であることでしょうか。
地獄の中でも、陰王界、夜王界という地下凍結霊界までいたれば、そこに住む霊人たちは、もはや何らの意志や波動
をも発していません。
そこは、私たちの住む人間界とは、全く隔絶された世界なのです。
何という無意味な、この霊界の存在でしょう。
隈本確先生自身ひどく気がめいって、しきりに虚無的になっていく気分をどうすることもできませんでした。
しかし、隈本確先生はさらに先に進まなければなりません。
隈本確先生は、自らの意志の力を駆り立てて、隈本確先生自身の体をより深い霊媒体質に切り替えていきました。
そして、隈本確先生は高速よりも早い想念速(現在、科学的に証明されたものの中で、地球上で最高速をもつエネルギーは光速である。しかし、実際にはそれを超える速度をもつエネルギーがある。それ神霊速であり、想念速=テレパシー、精神感応である)で、地下霊界の深奥を目指してずんずん下降し始めました。
それは、どれくらいたった頃だったでしょうか。
隈本確先生は、あっと言う間もなく、不意にまぶしい光にさらされました。
永遠に続くかと思われたあの暗黒の世界から、一挙に明るい世界に飛び出たのです。
隈本確先生は地獄界を突き抜けて、地下神界にたどり着いたのでした。
地獄めぐりは、終わったのです。
さて、これから隈本確先生はいよいよ地下神界の探訪にはいるわけです。
無理をしない
>地獄の最下層の世界にありながら、しきりに暗く、重い気持ちを引きずっていました。
こういう場所にいるだけで、気持ちが重く暗くなると思います。
さすが、隈本確先生です。
よく抜け出されました。
>想念速=テレパシー
我々人間から見ると、ほぼ瞬間移動ですよね。
>永遠に続くかと思われたあの暗黒の世界から、一挙に明るい世界に飛び出たのです。
隈本確先生は地獄界を突き抜けて、地下神界にたどり着いたのでした。
地獄界から地下神界、どんなところでしょう。
地下神界という世界は、今まで誰も見たことがない世界ではないでしょうか。
聞いたことがありません。
急に熱くなってきました。
数日前、日中4時間畑で仕事をしていました。
その時は、今日はきついなぁ、という程度で帰宅してから家事を済ませました。
が、翌日の朝体の疲れがとれておらず、体が重いやら眠いやらとてもつらい朝でした。
それで反省をして、日中は畑に行かず夕方5時に行くことにしましたら、体がとても楽です。
気持ちのいい風もふいていました。
畑に行く時間が遅いので、長くは働けませんが、とても体が楽でしたので、これからは夕方に行くつもりです。
せっかく神様からいただいた肉体です。
大事に使いたいと思います。