聖の親様と共に2

初心に帰って初代会長の隈本確先生の教えである「大霊界」の御本に沿って、日常の生活や日頃私が思っていること感じていることに絡めて、書いていきたいと思います。

地獄界の先

地獄界とは全く違う世界があった

地獄めぐりを終えた隈本確先生は、これから、いよいよ地下神界の探訪に入ります。

深い入神状態にありながら、暗黒の地獄界を探訪してきた隈本確先生は、理念速という霊界(想念界)にのみ存在する猛烈なスピードで、さらに地下霊界の深奥めざしてずんずんと下降していきました。

どれくらいたったころでしょうか、不意に隈本確先生が飛び出た世界は、まばゆいばかりの透明な光に満ちたでかいでした。

それが地王界です。

地王界とは、現在より五億年をさか上った霊界の相(すがた)です。

隈本確先生の魂の親さんいわく「ここは、地殻界である」

そこは、あたかも太古の世界を彷彿させる、がらんとした空間の広がりでした。

一切の文明の利器は存在せず、建造物すらも見当たりません。

そして、この地に生活する霊人たちはと見れば、全て石像かと見まごうばかりの静けさをたたえています。

ここ地王界とは、白亜の石像さながらの霊人たちが、各人各様のやり方で生活をしている場でもありました。

隈本確先生は、じっと霊眼を凝らすと、その霊人たちの顔をしげしげとながめ、思わず息をのみました。

なんと端正でりりしく、そして典雅な顔をしているのでしょう。

目はどこまでも澄み渡り、深い静けさの中にも、ある種の威厳をたたえています。

移動する姿、すなわち現界的に言えば歩く姿ですが、これがまた、何と気品に満ちた優美なものであることでしょうか。

隈本確先生は、これら霊人たちの無音、無息の靜けき動きの中に、神域を思わせる霊流を強く感じて、何とも言えない違和感にとらわれました。

ついさきほど、濁王界、陰王界、夜王界と、地獄をめぐって来たその時のことが奇妙な悪夢のようにさえ思われました。

—―しかし、ここは神界です。

ここは、神の世界なのです。

この地に生活する霊人たち、まさしく神です。

その風貌といい、典雅きわまりない動きといい、高き神界にしかありえない美の波動をもっています。

 

次回に続きます。

 

 

 

 

五億年前にも人がいた

>地王界とは、現在より五億年をさか上った霊界の相(すがた)です。

 

五億年前に人類がいたのですね。

縄文時代が約一万六千年前だと言いますから、遥かもっともっと前ですね。

その時代も人がいたんですね。

 

>濁王界、陰王界、夜王界と、地獄をめぐって来たその時のことが奇妙な悪夢のようにさえ思われました。

 

そうでしょうね。

あまりに違います。

読んでいる私も驚いています。

実際にその場に行って見ている隈本確先生からすれば、全く信じられないことですよね。

地獄の世界が続いて、いきなり神の世界ですから。

濁王界は千年から三千年前です。

陰王界は、五千年から八千年前です。

夜王界は、一万年前から十万年前です。

そして、地王界は五億年前です。

今までいろんな人の話の中に地獄は出てきても、地獄の先を聞いてことがありません。

地獄の先に神の世界があるとは、初めてのことです。

ただただ驚くばかりです。