妄想霊査
現在、一般に行われている霊査の80%以上が、霊査能力者の妄想による妄想霊査だという事です。
神霊写真と言われるものの霊査については、次のような、あきれるばかりの実話もあります。
あるテレビ局で一般から募集し、それを某有名霊能者に解説させる番組企画中のことでした。
ところが、その霊能者がトイレに立ったすきに、テレビ・ディレクターが、区別をした二種類の写真の箱の場所を置き換えたのでした。
「では先生、先生が選ばれた霊写真はこれに間違いありませんね。当日、解説に支障のないようにもう一度お確かめください」
トイレから戻って来たその霊能者に、霊写真ではないほうの写真が入った箱を示して、そう言いました。
しばらく写真を取り上げたり置いたりしながら入念に調べていた某有名霊能者は言いました。
「間違いない、確かにこちらだ」
その言葉に、びっくりしたのはディレクター以下、テレビ局のスタッフ一同です。
そして、結局、その霊能者による霊写真解説の番組は急きょ取りやめになってしまったという事です。
霊査一つをとってみても、このようにいい加減なものであり、自称霊能者なるものの怪しい霊査が非常に多いという事を、心に銘記しておくべきでしょう。
断定的に言うと信じられやすい
>現在、一般に行われている検査の80%以上が、霊査能力者の妄想による妄想霊査だという事です。
これはわかります。
例えばの話ですが、AさんとBさんが同じことで霊査をしたとします。
でも、霊査の結果はAさんとBさんの霊査結果が全く違ったものでした。
このAさんとBさんの霊査の結果の知らせ方が、真逆でした。
Aさんは自信たっぷりに私の霊査は間違いない、と断定した言い方でした。
Bさんは、たぶん自分の霊査はあっていると思います、とおとなしめの言い方でした。
こんな時、霊査ができない人はAさんとBさんのどちらが正しいかと判断するかというと、Aさんのように自信たっぷりに自分の霊査は正しいという断定した言い方をした人の方を信じやすいと思います。
今回のお話の某有名霊能者も自信たっぷりに「間違いない、確かにこちらだ」という断定的な言い方をするから、人気がでたのでしょう。
しかし、今回は自信たっぷりでも間違いでしたが。