聖の親様と共に2

初心に帰って初代会長の隈本確先生の教えである「大霊界」の御本に沿って、日常の生活や日頃私が思っていること感じていることに絡めて、書いていきたいと思います。

秋本さん、心安らかに逝く

前回の続きです。

秋本さん、隈本確先生の守護神と繋がる

大木さんが秋本さんの枕元に駆けつけた時には、彼女の苦痛はさらに激しく、もはや本を読んで聞かせる事すらかなわない状態になっていたそうです。

そこで、大木さんは、苦しむ秋本さんの目の前に「大霊界3」の扉の写真を示しつつ、必死の想いで語りかけました。

「秋本さん!よく見て!この方が隈本確先生よ。さあ、秋本さん、隈本確先生の姿しっかりと胸に描きなさい。しっかりと隈本確先生の姿を胸に描くのよ。そうしたら、この本を胸に当てて――、そして、この本の中に先生がいらっしゃるものと心の中ではっきりと決めなさい。それから、“隈本先生、お願いします”と心の中で祈りながら、本の中にいらっしゃる先生から高級神霊のお力を吸い取る気持ちで、深く、深く、吸いの呼吸を繰り返しなさい」

力強く呼びかけるように耳元で語る大木さんに励まされるようにして、秋本さんは苦痛のあまりワナワナと両手を震わせながらも、本の扉に載っている隈本確先生の写真をしっかりと見つめると、やがて目を閉じて、かき抱くようにして本を波打つ胸元に当てました。

おそらく、秋本さんは末期の苦しみ中で、必死の祈りを込めて、隈本確先生の著書から隈本確先生の守護神の霊流を吸い取ろうとしたことでしょう。

ものの2、3分もすると、秋本さんの全身を責め立てていたあれほどの苦しみは静かに去っていき、彼女の顔にはホッとしたような、涼しげな微笑みさえ浮かんできたといいます。

そして、両親、親戚、友人一同が見守る中、秋本さんは静かなはっきりとした口調で言ったのだそうです。

「どうせ死ぬものとはわかっていても、あのような地獄の苦しみの中で死んでいくのはとても不安でした。あれでは、きっと死んでも死にきれなかったことでしょう。でも、今の私は隈本先生のおかげで、苦しみも和らぎ、すっかり安らかな気持ちになれました。もう死ぬのも怖くないわ」

それから秋本さんは、友人の大木さんの方をじっと目を向けると、さらに言葉を続けました。

「大木さん、あなたにお願いがあるの。私が死んだら、ぜひ、隈本先生にお礼を言ってほしいの。先生のおかげで、こんなに安らかのもいであの世へ行くことができるんだから……」

秋本さんは、それからわずか数時間後、隈本確先生の本を胸に抱いたまま、顔のは満足そうなほほえみすら浮かべて、静かにあの世に旅立っていかれたそうです。

そうして、隈本確先生の著書「大霊界3」は、霊界への道行きのお供として一緒に棺におさめられたのでした。

以上の話は、秋本さんの遺言通り、再び新幹線で東京道場にお礼を述べにやって来た大木さんから、東京道場の職員が聞いたことです。

数日後、東京道場へ赴いた隈本確先生に事の顛末を語る職員一同、目には深い感動の色をたたえて涙ぐんでいました。

そして、それを聞いた隈本確先生も、心の涙を噛み締める想いでした。

それから隈本確先生は、最後の最後に、隈本確先生の著書を通じて隈本確先生の守護神に触れ、高き神界目指して旅立たれた秋本さんの霊魂に対して、しばしの祈願を捧げたのでした。

 

 

 

 

 

聖の親様と繋がった瞬間の不思議

良かったですね。

秋本さんは、心安らかに逝かれました。

 

ものの2、3分もすると、秋本さんの全身を責め立てていたあれほどの苦しみは静かに去っていき、彼女の顔にはホッとしたような、涼しげな微笑みさえ浮かんできたといいます。

 

霊流をひいていると、聖の親様と繋がった瞬間の感じが、何とも言えない心が平和になります。

この感覚というのは人によって異なるようですが、とにかく神様と繋がった時の瞬間の秋本さん、目にうかぶようです。

でも、あの聖の親様と繋がった瞬間に全身の痛み苦しみが消えてなくなるという事が、とても不思議ですし感動です。