想いの世界の管理
人間が高き神霊と結ばれるためには、想いの世界(第二世界)で神を保持し続ける以外に方法はありません――、隈本確先生は、いつもこのことを強調していますが、この言葉は何度言っても言い過ぎることはありません。
というのも、私たち一人ひとりの人間がもつ想いこそが、その内容次第では高級神霊の霊流を受けるか、あるいは、低級霊の憑依を誘導してしまうかのカギをにぎっているからです。
ごく単純に言ってしまえば、人生の幸福も不幸も、当人の想念のあり方そのものが、引き寄せてしまうものなのです。
だからこそ、私達は毎日の生活の中で、言葉には出さない想いの世界の管理こそが最優先されるべきです。
ところが、困ったことに、大方の人達はこのことをわかっていません。
口でこそ「人間、心が一番大切だ」等という人は非常に多いのですが、その実、自己の想いの管理の重要性を身にしみて心から理解している人となると、本当にまれにしかいないようです。
たいていの 人は、音声に出してしまった言葉の間違いにすぐに気がついて、さっそく取り消したり、お詫びを言ったりします。
そして、二度とそのような言葉を吐いて相手の気分を害したり、ひいては、みすみす自分の立場を不利にするようなことはことのないように気を付けるものです。
また、文字にして書いた文章にしてもそうです。
それがまちがっていたと気がついたら、可能な限り訂正したり、お詫びをしたりするでしょう。
ところが、言葉にも文字にも表れてこない想いの世界のあやまちに関しては、多くの人達がひどく無神経です。
自分の心によぎったいろいろな想いに対して、深く考えたり、その非を認めて反省するといった習慣はほとんどなく、したがって、大半の人達は、想いの世界のたれ流しの生活を送っているのが、現実です。
次回に続きます。
ウソを職業にしていた人達
>自分の心によぎったいろいろな想いに対して、深く考えたり、その非を認めて反省するといった習慣はほとんどなく、したがって、大半の人達は、想いの世界のたれ流しの生活を送っているのが、現実です。
この話は、わたし自身もとても心当たりがあります。
けっこうひどいことをちらっと思ったりもしました。
でも、霊界には筒抜けなのですね。
気を付けたいです。
映画などで、詐欺師の話を見ると結構楽しんだりします。
でも、詐欺師は現実世界にいます。
詐欺師というのは、人間という衣を着ているから成り立つことですが、肉体がなくなったらもうウソはつけません。
そういう人たちは、生前は嘘をつくことに価値があったのでしょうから、肉体がなくなったらもうウソをつかなくていいとほっと安心をしているのか、それとも、もうウソがつけないとがっかりしているのか……
それともう一つ、ウソを職業にしている人達がいます。
スパイです。
現在でも世界中にいます。
何かで読んだことがあるのですが、スパイをやっていた人達は短命だと。
嘘をつくことに、本人も気がつかないうちにストレスになっていたのではないかと。
どちらもウソを職業にしています。
こういう人たちは、肉体が亡くなった後はどう思うのでしょう。