聖の親様と共に2

初心に帰って初代会長の隈本確先生の教えである「大霊界」の御本に沿って、日常の生活や日頃私が思っていること感じていることに絡めて、書いていきたいと思います。

蒸発した妻と息子と蒸発しそうな夫

蒸発した妻と息子と蒸発しそうな夫

隈本確先生のもとには、ある日突然蒸発してしまった妻や夫、または子どもを、なんとか家に連れ戻してもらえないだろうか、といった内容の手紙も相当数来ています。

隈本確先生は、それらの手紙を読むたびに、先ほど述べてきたようにそれぞれ多様な問題を含んでいる中で、はたしてどれだけの者が神霊能力のみで解決されるのでしょうか、と考え込んでしまうのです。

しかし、不思議なことに、隈本確先生自身はそれらの依頼の手紙に対して何ら特別の霊的処置を施さないのにもかかわらず、隈本確先生のもとに手紙を送ってからしばらくすると問題が解決されてしまうというようなことは度々起こっています。例えば、隈本確先生のもとには次のような依頼の手紙がしばしば来るのです。

「先生、小生は造り酒屋をしております。経済的には何ら妻に不満を与えるようなことはなかった、と確信をもっております。それに、夫婦仲も決して悪くはありませんでした。それなのに突然、妻が家出してしまったのです。全く原因不明です。それから、もう二カ月余りにもなるのです。先生の神霊のお力で、何とか妻を家に呼び戻すことはできないものでしょうか。もちろん小生自身、毎日、先生の著書に掲載されているお写真から一心に霊流をひいて、先生のご守護神様にもお願いしております

「わたくしの息子は大阪のある大学の寮にいたのですが、一か月前に寮を飛び出して、行方不明になってしまいました。本当に素直でまじめな子で、将来は医者にしようと思っていたのです。思い当たる原因もなく、まったく、何が何だかわかりません。わたくしも、もちろん、先生のご本を何回も読み、日に何回でも神棚に向って先生にお祈りしております。つきましては、先生のお力で息子が無事寮に帰り、そのまま学業を続けていくようにしていただけませんでしょうか」

「先生、わたくしの主人は会社員なのですが、この一か月ほど様子がおかしいのです。何か特別の理由があるわけでもないのに、しきりに会社に行くのが嫌だ、辛いというのです。そして、家に帰って来てもひどくふさぎ込んでいて、生きて行くのが面倒になった、人生に嫌気がさしてきた、などともらすのです。このままの状態では、主人は蒸発してしまうのではないか、自殺してしまうのではないかと、わたくしは生きた心地がいたしません。わたくし自身、先生のご本を拝読し、毎日、一心にお祈りをしておりますが、それでもまだ心配です。このうえは、先生に直接おすがりする以外に道はないと思われます。何とか先生の神霊のお力で、わたくしの主人を立ち直らせてはいただけないものでしょうか」

……と、このような以来のお手紙です。

 

次回に続きます。

 

 

 

 

お釈迦様

蒸発と言うと、思い出すことがあります。

私の下の姉が、私が考えもしなかったことを言ったことがあります。

仏教の教祖であるインドのお釈迦様のことを「お釈迦様が、出家したのって、あれは今で言うと亭主の蒸発だよね」と言ったのでした。

実家は、浄土真宗で実家の両親も祖父母も熱心に信仰していました。

だから、小さい頃から「お釈迦様は、とても偉い人で世界的な宗教である仏教を起こした人」「若い時に出家をさて、それから色んなことを乗り越えて、悟りを開かれた」と聞いていましたので、まさかお釈迦様が亭主の蒸発と結びつかなかったので、とても驚きました。

でも、言われてみると、姉の言う通りです。

当時は、インドの小さい村のシッタルダという名前の王子さまでした。

その王子様は、結婚して子供もいたのですが、不老不死と無病になることを求めて、お城を出ました。

姉の言葉で、ものごとの視点を変えると、何事も別のものに見えるという事を発見しました。

そう、視点を変えると、妻も子供もいるのに家庭を捨てて無責任な夫だという見方もできます。

でも、その人が世界の大勢の人を救ったのです。

今私は日神会の会員で、日神会を信じていますが、小さい頃から身近にあったせいもあるのでしょうが、キリスト教ユダヤ教イスラム教には今一なじめません。

日本人にキリスト教を広めようと過去にも大勢の西洋人が、日本にやってきました。

でも、日本にはなかなか浸透しませんでした。

何となくですが、仏教も日本に渡って長い年月で様変わりをして日本的になったのかもしれませんが、私は仏教の穏やかさ、柔らかさ、緩さが好きです。

大人になって、子供の頃に習わなかったキリスト教の闇を知ってから、よけいに私からは遠い存在になってしまいました。

そう、キリスト教の普及というのは、植民地化をするための手段だったと知ったのです。

がっかりしましたね。