2024-01-01から1年間の記事一覧
水晶のような世界 地王界を後にした隈本確先生は、再び隈本確先生自身の魂を想念速に切り替えて、さらに地殻界の深奥へと進んでいきました。 ついに到達した世界は、大地王界でした。 大地王界とは、今をさかのぼること十億年の昔に発生した神霊の住む霊界で…
「静寂」「透明」の世界 前回の続きです。 果てしないと思われた、あの地獄界を突き抜けてやってきたこの地王界とは、まさしく、まさしく神々の生活される場だったのです。 それは、上界の聖天界にも匹敵する、文字通り神々しいばかりの美と静の波動をもった…
地獄界とは全く違う世界があった 地獄めぐりを終えた隈本確先生は、これから、いよいよ地下神界の探訪に入ります。 深い入神状態にありながら、暗黒の地獄界を探訪してきた隈本確先生は、理念速という霊界(想念界)にのみ存在する猛烈なスピードで、さらに…
地獄界にいても想念次第 幽界以下の地獄界で苦しんでいる霊界人は無数います。 が、その地獄界にありながらも、霊界人としての修行を積み、必ずや霊界の上界へとUターンしていこうと、懸命に努力している霊界人達も沢山います。 彼らは、地獄・魔界にあって…
運の強い人の背後には強い先祖霊、背後霊がいる 霊界人の中には幽界から霊界、仏界、神界と一直線に向上していく由緒正しき幸運な霊界人もいる一方、幽界から夜叉界、濁王界へと落ちながらも、あらゆる艱難辛苦に耐え、霊界人としての修行を立派に果たす霊界…
守護神の前身は内緒 前回の続きです。 隈本確先生は、胸中深く、大天神化した霊体に対して、20年にわたって人間・凡夫に憑依して苦しみを与えていたことの非をさとし、今後においてはその凡夫の守護神として立派に役目をはたして行くように命じて、一連の神…
下からUターンして上界に上がった霊は行年が大きい 前回の続きです。 一旦は地獄に落ちてあらゆる苦難を乗り越えて上界へとターンしてきた神霊にあっては、実際の霊界入り後の年数よりも、行年の方が格段に多いはずであります。 だから、隈本確先生が病気治…
いろいろな霊がいる 地殻霊界、地下凍結霊界という地獄の探訪を終えた隈本確先生は、地下神界の探訪の模様をお伝えする前に、ここで説明しておかなければならないことがあります。 隈本確先生は以前、人間死後の霊界進路についての話をしました。 死後、幽界…
隔絶された世界 前回の続きです。 隈本確先生は聞いたのです。 霊人の真っ黒い顔の中にある薄く避けた赤い唇から漏れる、かすかな息づかいを。 それは、シューッ、シューッ、シューッ……というような、不思議な音でありました。 —―これがまさしく奈落の底とい…
古い彫像のような神像たち 夜叉界、濁王界、陰王界と地獄めぐりをしてきた隈本確先生は、いよいよ地獄界の深奥の世界、夜王界へと進みました。 この夜王界に住む霊は、今から一万年から十万年以上前も前に他界した人達の霊魂なのです。 隈本確先生は、深い入…
陰王界の様子 隈本確先生は、隈本確先生自身の肉体をさらに強度の霊媒体質に切り替えて、魂の親さんにお願いして、現在をさかのぼること5000年から8000年の地下世界に入っていただくことにしました。 すなわち、陰王界であります。 この陰王界に住む…
汚泥の池から出ることができた霊人たち 前回の続きです。 その間、濁王界の霊人たちは、まったく無言なのです。 汚泥に塗り込められた顔面からも、特別な表情はうかがえません。 すでに夜叉界において、700年~800年という悲惨な歳月を過ごしてきた彼…
汚泥の中に長くいられない怪獣 前回の続きです。 さすがの隈本確先生も、そのドブドブとした汚らしさと激しい腐臭に、思わず鼻をおさえたなり、顔を背けようとしました。 が、その瞬間、真っ黒い池の面がむっくりと盛り上がりました。 隈本確先生の目は、そ…
濁王界に入る 濁王界に住む霊たちは、夜叉界の年代をすでに卒業したもので、現代をさかのぼること千年から三千年の昔に他界した人たちの霊魂です。 ある晩、隈本確先生は隈本確先生自身の肉体を強度の霊媒体質に切り替え、自己の魂の親さんにお願いして、濁…
夜叉界の住人と波長がある怖さ 前回の続きです。 霊界に存在する、この凄絶なる暗黒世界を探訪する度に、隈本確先生は何とも言えない忌避感と嘔吐すら覚えたものです。 また、これらの夜叉界に住む霊人たちは、現界に住む人間と何かのはずみでちょっとでも波…
夜叉界の住人の姿と行為 前回の続きです。 夜叉界にうごめく霊たち、その容貌たるや、凶悪と言おうか醜悪と言おうか、まことに筆舌につくせぬ有様です。 中には、怪談映画にでも出てきそうな、まったく化け物面をした霊もいます。 例えば、眼球が全くなく、…
通じない妖怪には一気に除霊 前回の続きです。 隈本確先生は、ジーッと心の目を凝らすと、その妖怪が発する想念界に立ち入って、静かに妖怪の観察にかかりました。 だめだ、だめだであります。 この妖怪の発する想念では、隈本確先生がどのように霊界の実相…
動物霊の正体 前回の続きです。 隈本確先生は、この大型の犬かと見まごうばかりの妖怪も、必ずや人霊に相違ないという判断を下しました。 そうして、隈本確先生は自分自身をさらに強度の霊媒体質に切り替えて、より深い霊視の状態に入っていきました。 隈本…
夜叉界での木戸さんの奥さんの様子 前回の続きです。 なんと、木戸さんの奥さんは仰向けにひっくり返り、キツネの様な妖怪に髪を一束にギュッとつかまれたまま、噴煙立ち込める大地の中をズルズル、ズルズル引きずり回されているのでした。 木戸さんの奥さん…
夜叉界の様子 前回の続きです。 「しばらく待っててください」 隈本確先生は、机を隔てて目の前に座っている木戸さんにそう言うと、即座に霊視の状態に入っていきました。 隈本確先生は、静かにこの木戸さんを通して、まだ見たこともない彼の奥さんを霊視を…
地獄界の入り口である夜叉界 夜叉界に住む霊たちは、そのほとんどが現在から七、八百年前ぐらいまでに他界した人たちの霊魂なのです。 初めに、地獄界の入り口でもある夜叉界の何たるかを知っていただくために、一つの実話を紹介します。 隈本確先生が、日本…
幽界入り後のいろいろ 幽界と言われる霊界は地獄には入りませんが、地獄界、とりわけ夜叉界について話をすすめていくうえで重要なポイントとなります。 ここで、幽界について少し詳しく説明をしておきましょう。 幽界というのは、すでに皆さまもご存知でしょ…
地獄界を考える 隈本確先生は、今まで霊界を七段階に分けてきました。 すなわち、下から地獄・魔界・幽界・霊界・仏界・神界・聖天界・天命界の七段階です。 そして、これらのうち幽界以上の各段階については、いろいろな機会をとらえてきましたが、幽界より…
神の心にかなう生活とは 隈本確先生のもとに寄せられるお便りの中に、神に対する心構えを教えてもらいたい、というものがしばしば見受けられます。 しかし、このようなお便りをいただくたびに、隈本確先生ははたと困ってしまうのです。 というのも、実際のと…
一つの心が大切 隈本確先生は以前から、死の間際の想念が大切であると強調しています。 この言葉の意味するところは、誰でもたった今心の底から反省し、心の姿勢の全てを切り替えれば救われる、ということでもあります。 自らの心のあり方が間違っていたと気…
前回の続きです。 建て前と本音は日常の中にもある 建前と本音の違いということについて言えば、これも一部の宗教者、霊能者だけに限った問題ではありません。 一見、幸せそうな、ごく平凡な家庭の中にさえ、この建て前と本音の違いということは、しばしば見…
本音と建前が違う人 以前書いた「悟りに言葉はいらない」ということに関連して、言葉ということについて少々考えたいと思います。 隈本確先生は、長年言葉を超えた神霊世界の仕事をしている関係上、人間の心と言葉の間に存在するギャップに対して非常に神経…
前回の続きです。 とらわれすぎると良くない 本来、自己の魂は自己の王者であるべきなのです。 それなのに、その魂をとりまく想念界で、あれこれ度を過ぎた想いに走ると、真の自由体である魂には大きな負担となるのです。 一般に言われている悪い考えに凝り…
霊界の三大原則 どのような想念をもつと、どのような霊界に行くのかということについては、これまでにも折に触れて書いてきていますので、このブログを読んでいる方もおぼろげであっても理解してくださっていることと思っています。 隈本確先生も大霊界に存…
前回の続きです。 霊界での生活に備えて魂を向上させる ――人間は何のためにこの世に生を享け、何のために生きていくのでしょうか。 隈本確先生は言っています。 私達が現界人として過ごすこの世の生活は、人間が霊界入りする前段階の束の間のモラトリアム期…