゛雲竜海王”に伝えた言葉
前回の続きです。
隈本確先生は、守護神の言葉を何度も繰り返し考えました。
その結果、隈本確先生は意を決して、下腹にグッと力を込めるて、゛雲竜海王”に対して、霊界語で伝えました。
「よろしい、私の祖母の生命を持ち帰ることを許す」すると、゛雲竜海王”は「三日以内に、お前の祖母の命をもらい受ける」と、言ったとたん隈本確先生の体から抜けていきました。
そして、隈本先生が感じていた強い胸苦しさや全身にのしかかるような重圧感、得体のしれない強度の不安感が、一気に消えてしまいました。
隈本先生は、その後すぐにお母さんにお婆さんが3日以内に亡くなることを伝えましたが、お母さんはおばあさんが元気なので、信じてくれませんでした。
でも、゛雲竜海王”が隈本先生の体から出た3日目の朝、お婆さんは亡くなりました。
お婆さんは生前側にいる者たちに、床の中からでも小言を言い、当たり散らすことしかしてこなったお婆さんがいなくなって家に平和と安らぎがもたらされたそうです。
お婆さんが亡くなって半年ほど過ぎた頃です。
隈本確先生の胸に、両手の爪を立て、隈本先生の胸にがむしゃらにむしゃぶりついてくる存在がいました。
よく見ると、半年前に亡くなり、地獄に落ちていたお婆さんでした。
お婆さんは地獄に落ちて、その苦しみに耐えきれずに、隈本確先生に助けを求めて憑依をしてきたのでした。
隈本先生は、このままでは自分も死んでしまう、と思ったのと、生前のお婆さんの隈本先生への仕打ちの数々を思い出し、怒り心頭でお婆さんの霊を地獄にたたきつけるような必死の想いで除霊の九字を切りました。
すると、今まであった隈本先生の体にあった胸苦しさや不安感、悪寒……というものがスーッと消えていきました。
ところが、このお婆さん、この半年後に又隈本確先生に又、助けを求めて憑依をしてきました。
この続きはまた次回です。
やって来たお婆さん
今生きている先はどうなるんだろうと、よく思います。
これから先のことが分かれば準備もできるし、効率的だと思っていました。
でも、実際さんざんの仕打ちをされてきたとはいえ、お婆さんの死が分まえもってわかるというのはきついですね。
しかもその選択するのは孫である隈本確先生です。
勇気がいりますね。
「そなたは、今日までに祖母の命を6回も助けている。この祖母に対して、血縁者としての義務は十分果たし終えている。この祖母は悪想念に凝り固まり、これ以上人間界にいて生き永らえれば、さらに悪想念をつのらせることになる。その結果、霊界入りの暁には、好ましからざる道を歩むことになるであろう…….このたびのそなたの問題については、そなたの自由意志によって処理してよろしい」
守護神のこの言葉がないと、とても勇気がいりますね。
守護神の言葉があっても勇気がいりますが……
余談ですが、
>お婆さんがいなくなって家に平和と安らぎがもたらされたそうです。
これと同じ感じだったのが、義母が義姉の所に行った後の我が家がまさにこれでした。
凄くわかります。
義母が同居していた時は、なぜか家の中がいつもザワザワとして、何かいつもいら立っている感じだったのが、何もない平和で安らかな感じがしました。
この感覚は、私だけでなく家族全員がそう思ったようでした。