聖の親様と共に2

初心に帰って初代会長の隈本確先生の教えである「大霊界」の御本に沿って、日常の生活や日頃私が思っていること感じていることに絡めて、書いていきたいと思います。

眠るように・・・

家族同然のお付き合いの方を見送る

今回のお話は、実話です。

大霊界」では、ご家族から承認を得て実名を出されています。

隈本確先生は、長崎の政府登録旅館及び国民宿舎の先代社長の村木覚一氏と娘さんの副社長さんと、現社長のお孫さんと十年来の知り合いでした。

家族同然のお付き合いでした。

その間、何かあると、隈本確先生は神霊能力者としての立場から、いろいろとアドバイスをすることもありました。

お孫さんの栄介氏が社長に就任され、覚一氏が会長として後見役になられたのも、隈本確先生の進言によるものでした。

また、村木里衣副社長は、日神会の特別会員で、宿泊客の突然の病気などは、目の前で簡単に治してしまう神霊能力者でもあります。

大霊界1」の中にあったお話で、数回にわたる神霊治療の末、宇宙の法則による死(魂の新生)をむかえられたご婦人の話は、実は、あの実話に登場されたご婦人が、村木覚一氏の奥様でした。

さて、村木覚一氏が、82歳の高齢をもって大往生され、霊界へと旅立っていかれました。

霊界生活へと旅立たれる前のお別れにと、覚一氏の葬儀に出席した隈本確先生に、不意に声をかけてきたのは、お孫さんの栄介社長でした。

「隈本先生、ちょっと来てください」

何事だろうかと思いながら呼ばれた方へ行ってみると、そこには覚一氏の横たわる柩がありました。

そして、隈本確先生の姿を見ると、いきなり栄介氏が柩の蓋を開けて言いました。

「隈本先生、見てください。この祖父の顔を。この顔が死に顔でしょうか。色つやもよく、まるで生前のそのままです」

栄介氏にそう言われるまでもなく、覚一氏は穏やかなほほえみさえ浮かべて、眠るように柩に横たわっています。

ちょっと呼びかければ、すぐにも目を覚まして、何か語りかけてきそうな覚一氏でありました。

 

次回に続きます。

 

 

  

 

 

宇宙の法則

>数回にわたる神霊治療の末、宇宙の法則による死(魂の新生)をむかえられたご婦人の話は、実は、あの実話に登場されたご婦人が、村木覚一氏の奥様でした。

 

この話はよく覚えています。

宇宙の法則による死というものがあるということに驚いたことを覚えています。

人間世界では、天寿を全うするとか、言いますが、宇宙には宇宙の法則があるということに驚くとともに、私達人間は全くわかっていないんだと思いました。

 

>覚一氏は穏やかなほほえみさえ浮かべて、眠るように柩に横たわっています。

ちょっと呼びかければ、すぐにも目を覚まして、何か語りかけてきそうな覚一氏でありました。

 

こういう亡くなり方をしたいものだと思います。

送る側も、家族がいなくなるのは寂しい事ではありますが、誰でも必ず死を迎えることを知っています。

ですから、亡くなった家族がこの世に未練もなく、素直な気持ちで自分の死を迎えることができているのを見ると、安心して送ることができます。

私も、自分でもそれを意識して残りの人生を全うしたいと願っています。