聖の親様と共に2

初心に帰って初代会長の隈本確先生の教えである「大霊界」の御本に沿って、日常の生活や日頃私が思っていること感じていることに絡めて、書いていきたいと思います。

霊媒体質者の霊界志向による自殺

前回の続きです。

 

危険なのは高級霊媒体質者

もし、全ての人の目や耳に霊界の様子がはっきり見えたら、当然大混乱が起こるでしょう。

いずれにしても、集団ノイローゼや集団自殺という現象が起こってくることでしょう。

要するに、一般の現界人にとって、霊界の模様が見えない、聴こえない、感知できない、というところに人類保全真相があるのです。

ところが、先ほどから言っているように、ある種の霊媒体質者にあっては、霊界の模様が心身に感じられる、高級霊媒体質者には高級霊界の模様が、低級霊媒体質者には低級霊界の模様が感じられるのです。

ここで、霊界志向による自殺ということだけを考えた場合、低級霊媒体質者にはその危険があまりありません。

何故なら、低級霊媒体質者には日ごろ霊界の暗い、嫌な面ばかりを見ているので、霊界というものに対して恐怖感や忌避感しか持っていないのが普通だからです。

これに対して高級霊媒体質者になると、ふとしたはずみに自殺に及ぶ危険性も出てきます。

彼ら高級霊媒体質者は、どのようにしてでも現界で見つけることの出来ない美の世界が霊界にあることを知っているのです。

だから、彼らは霊界に対して恐怖感をもつどころか、一種言われぬ憧れの想いを強くもっていて、場合によっては、自ら霊界への扉をに手をかけるようなことをしてしまうのです。

けれども、例えば隈本確先生のように、低級霊媒体質だったものが人生の途中から高級霊媒体質に切り替わったという場合には、霊界の良い面と悪い面の双方を知っているので、早く霊界に行きたいという気分はそう怒ってくるものではありません。

危険なのは、低級霊界の体験なくして、ある日突然、高級霊界の知覚を得た人とか、高齢になり、自然にその波長が高級霊界に合うようになり、その知覚者となった人達の場合です。

これらの人達にとっては、霊界とは、光に満ち満ちた、ただまばゆく美しいばかりの世界なのです。

 

そうした高級霊界の美しさだけを感知し得た人にとっては、確かにこの現界は、がさつで汚らしく、味気のないものかもしれません。

そんなわけで、低級霊界の酷いさまを知らない高級霊媒体質者にあっては、その霊界志向が高じて、ついには自ら手を下して霊界入りを果たしてしまうこともあるのです。

これが、霊媒体質者の霊界志向による自殺です。

 

 

 

 

高級霊界を感知した人達

>いずれにしても、集団ノイローゼや集団自殺という現象が起こってくることでしをした

 

だいぶ前に外国で、ある宗教団体の中で集団自殺があったという記憶があります。

もしかしたら、その宗教団体の中では、霊界の様子が見える人が信者が大勢いたのでしょうか。

 

>そうした高級霊界の美しさだけを感知し得た人にとっては、確かにこの現界は、がさつで汚らしく、味気のないものかもしれません。

 

そりゃそうですよね。

高級霊界の美しさだけを感知してしまったら、現界の汚さ、醜さ、卑劣さを目の当たりにすると、早くこんな汚い世界から抜け出したいと願うことでしょう。

一つ疑問があるのですが、高級霊界を感知して自ら手を下した人は、希望通り高級霊界に行けたのでしょうか?