聖の親様と共に2

初心に帰って初代会長の隈本確先生の教えである「大霊界」の御本に沿って、日常の生活や日頃私が思っていること感じていることに絡めて、書いていきたいと思います。

隈本確先生の体験談2

その後の悪同会

 

前回の続きです。

 

Fさんが亡くなって間もなく、ワルのメンバー(悪同会)から招集がかかり、11名になったメンバーで同窓会をしました。

 

この時さっそく、確先生のFさんの死の予知のことが話題になりました。

 

半年前に、確先生に挑戦するように、「人の死の予知ができるのか」と言ってきた友人が、いかにも納得いかないという顔つきで言いました。

 

友人の一人 隈本君、君のF君の死の予言は当たったのう。どうして、そんなことが分かるのか……。しかし、そういう事が現実にあるとはちょっと考えられんなぁ。なあ、隈本君、ひとつ聞きたいことがあるんだが、この11人の中でこの次に死ぬのは誰か、わかるかい?

 

他の友人達 隈本君、ほんとにわかるのか。人が死ぬのが分かるのかい?

友人の一人 ほんとに予知なんて言うことがあるのか?                                                                                                                                                                                                                                                                                           

友人の一人 なあ、この間のはまぐれだったんじゃないのかい?

 

皆半信半疑の様な顔つきの中に、少々気味悪そうな気配や反抗的な風を見せていました。

そして、ほんとに(人の死がぬのが)分かるのかの大合唱でした。

 

確先生 うん……。わかるよ

友人の一人 嘘言え!半年も一年も前から人の死ぬのが分かるなんて、どう考えたっておかしいじゃないか。毎日一生懸命働いて、元気でピンピンしている人間の死が分かるなんて、あり得ない‼そんなことがこの世にあってたまるものか!いい加減な、でまかせを言うな‼

 

すると、悪同会の面々は一様にこの言葉にうなずき、確先生に対してあからさまな非難と軽蔑の色をあらわにし始めました。

 

会員の非難と中傷の中にあって、確先生はムラムラしてきました。

 

確先生 よし、それじゃ言ってやろう、この次に死ぬのはなあ、E君お前だ!

 

さすがに名指しされたE君、ギョッとなって身構えました。

 

他のメンバーも、一瞬シーンとなってキエーッと言う顔付をしました。

 

友人の一人 もういい、さあ、飲もう、飲もう隈本君、今度は絶対当たらんぞ、第一、このE君を見てみろ、隈本君、お前より体格がいいじゃないか。仕事だってバリバリやっている。E君が死ぬなんて、あり得ん。

 

メンバーの一人がそういって、白けた場ををとりなすと、再びにぎやかな宴会が始まりました。

 

でも、それからほどなく、確先生と悪童会のメンバーは、E君の通夜に立つことになりました。

 

その後、再び同総会が開かれました。悪同会のメンバーは12人から10人に減っていました。

 

友人の一人 しかし、隈本君、よく当たるなぁ、君が死ぬというと、必ず死ぬなぁ、隈本君、君はまるで疫病神か死神みたいだな。ヘッヘッヘッヘッ……

 

この時ばかりは、他のメンバー一同何も言えず、ただ不気味創な面持ちで畳の目を見つめながら、友人の言葉に同調するように薄ら笑いを浮かべていました。

 

シーンとしたその様子を見ていた確先生は不意におかしくなって、少々いたずっ気をだしたくなってきました。

 

確先生 どうだ、俺の予知が間違いないとわかっただろう。よし、今度は次に誰が死ぬか教えてあげよう……

 

友人全員 ギャーッ!!やめてくれ!!

 

悪同会の全員が両手をあげて、次に続くだろうと思われる確先生の言葉を慌てて止めまし。

 

友人全員 もういい。もういいやめてくれ!!

絶対言わないでくれ!!

 

たちまち同窓会場は、やめてくれコールの大合唱になりました。

 

 

 

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私の見た夢

 

この話は怖いですね。

 

私も時々未来の事を知りたいと思うと気があります。

今だと、時期自民党の総裁になる人は誰なのか知りたいですが、人が亡くなるのは知りたくはありません。

 

しかも友人の死は知りたくはありません。

私が子供の頃、ある時祖母が死んだ夢を見たことがありました。

目が覚めた時の嫌な気持ち、ったらありませんでした。

そのイヤな気持ちを抱えて、誰にも言わないでおこうと思ったのですが、子供ですから、とてもそんな気持ちを長い間か抱えていることはできなかったので、母に話しました。

 

すると母は、人が死んだ夢は逆夢と言っていい夢なんだよ、と言いました。

それを聞いたとたんに、私は安心して心は急に軽くなりました。

 

私の祖母の死んだ夢は、夢だったからいいけれど、私のような凡人は人の死を予知をして、実際に予知した通りその人が亡くなると、後味が悪いと思います。

 

この頃の確先生は、神霊の研究を続けている時だったから、私のような凡夫のように、いちいち自分の感情に振り回されるということはないのでしょう。

 

それにしても、悪同会の人たちは、内心驚いたと共に怖いと思ったでしょうね。