顕在意識帯と潜在意識帯と超意識帯
私達人間は、気がつかないうちに霊と接触をもって、霊的現象にあっていることが非常に多いのです。
全く霊的現象にあわずに、霊的気配をも全然感じたことがないという人もまれにいますが、だいたい80パーセントくらいまでの人は、知らず知らずのうちに、何らかの霊的体験をもっています。
虫の知らせとか胸騒ぎ、あるいは以心伝心による心の交流、これらのもっとはっきりした形になると、予知とか読心術になります。
予知能力とは死の壁を越えて現界にやってきた霊が、憑りついた人間にいろいろと教える、という事が理由です。
予知には風景で見せつけられるという事もあります。
このことを説明するために、少し横道にそれます。
人間の意識には、顕在意識と潜在意識に大きく分けられます。
顕在意識とは、五感(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚の五感覚)による知覚や理性、自我などを含みます。
だから、私達が物事を考えたり勉強したりしているのは、この顕在意識によるものです。
潜在意識とは、かつて経験して現在ではすっかり忘れている些細なことも、その時の感情も共に意識の底にインプットされています。
その過去の体験を全てを記録しておく装置が潜在意識です。
何かの香り、音、出来事などに触発されて、それまで全く忘れていた過去のある体験をふいに思い出すことがあります。
それは、潜在意識の領域に沈んだ記憶が、ある種の刺激に応じて顕在意識の領域に浮かび上がってきたのです。
実は、私達の潜在意識のさらに深奥に、超意識というものがあるのです。
わかりやすく言うと、それを"霊魂の働き”と言います。
潜在意識と超意識の領域は、霊を媒体として他者のそれと連通が可能です。
したがって、ここに他者の心をうかがう読心術が可能になってきます。
予知というのは、人間の超意識及び潜在意識を通じて霊界から送り込まれてくる霊界人の通信なのです。
人間の顕在意識帯と潜在意識帯・超意識帯(霊魂交流帯)の占める割合は、常に一定のバランスを保たなければなりません。
〇 顕在意識が過剰な場合は、目先の判断のみで行動を起こしてしまい、洞察力が欠如がちです。
乳幼児、未成年者、過保護でわがままに育った人や、唯物論者にも多いです。
〇 潜在意識が過剰な場合は、とかく物思いや古き良き思い出にばかりふけったり、愚痴っぽくなりがちです。物事を即決する判断力に欠けた優柔不断の人、認知症の老人、死の間近な人などがそうです。
〇 超意識帯が過剰になってくると、霊媒体質者、霊媒心質者になります。予知や霊感が自然に湧き上がってきた李、人によっては、うつの状態やノイローゼ症状が現れてきます。いろいろな怪奇現象を体験したり、自ら怪奇現象の体験者となったりする人もいます。
この超意識帯が、潜在意識帯及び顕在意識帯を占有してしまうと、他者霊の出入りが自由になって、時には他者霊の完全支配を受けるようになって、発狂状態すら生じてきます。
そして、この状態になると、神霊治療でも不可能になります。
また、そこまでひどくなくても、意識全体に対する超意識帯の占有率の高い人があらわす霊的に異常な現象とか状態を直すことも、難しくなってきます。
たとえ、神霊治療を施して一時的によくなっても再発の確率が非常に高くなります。
ですから、それが神霊治療で完全に治せるか治せないかは、当人の意識全体に対する超意識帯の占有率次第であると言えます。
現代科学で大霊界の解明を望む
今回の記事は、本当に神霊学研究だと思います。
よくおどろおどろしいことを書いたものを見ますが、そのおどろおどろしく見えるものの実態や、なぜそうなるのかという事を分析したのが、隈本確先生です。
確先生は、科学の力で霊界の世界を解明してほしい、と願っていました。
ここまで解明しているのに、現実の世界の科学では解明できないのでしょうか。
それとも、解明したいと思う科学者がいないのでしょうか。
特に青い字で書いた顕在意識帯と潜在意識帯・超意識帯(霊魂交流帯)のバランスがとれていない人の特徴は、実にわかりやすいです。
顕在意識帯が過剰な人は、目先の判断のみで行動を起こしてしまい、洞察力が欠如がちです。
こんな人けっこうその辺にいます。
潜在意識が過剰な人、過去を異常に過大評価する人、愚痴っぽい人、優柔不断な人、います、います。
超意識帯が過剰な人、予知や霊感が自然に湧き上がってきたり、人によっては、うつの状態やノイローゼ症状が現れてきます。
色々な怪奇現象を体験したり、自ら怪奇現象の体験者となったりする人もいます。
こういう人は、私の身近にいませんが、こういう人は生きるだけで大変だと思います。