聖の親様と共に2

初心に帰って初代会長の隈本確先生の教えである「大霊界」の御本に沿って、日常の生活や日頃私が思っていること感じていることに絡めて、書いていきたいと思います。

神霊世界の倫理と人間倫理の両輪で生活

神・仏・霊を拝んでも、金は天からは降ってこない

 

神霊治療の治療についてもそうですが、加持祈祷のような、いわゆる宗教的行為と金銭との関係は、非常に重要かつ微妙な問題であります。

 

のみならず、金銭、物品の授受という事は、神霊を扱う行為、および宗教的行事に関与する依頼人、信者にとっては一番の盲点とも難点ともなっています。

 

隈本確先生が、この調書の後々で述べるように、たぶらかしやまやかしの神仏世界に関するインチキ行為によって莫大な金銭を巻き上げるなどという事があれば、これは当然、神霊世界はもとより、人間世界サイドのみから言っても、まことに悪しき行為と言うべきであります。

 

例えば、先祖供養、因縁解除、浄霊に際して金銭の寄進が多ければ多いほど先祖が喜ばれ救済される、などというのは真っ赤な嘘であり、詐欺的発言です。

 

豪勢なお供え物も、にぎやかで立派なお祭りごとも、実のところ、神霊世界とは一切無関係の事柄なのです。

 

だから、たとえ、あなたが巨額の財産や金銭を奉納したとしても、それは神・仏・霊の世界とはいささかのかかわりもなく、教団なり教祖なり、要するに宗教的行為をなす当事者の人間的にの範囲内にとどまってしまうでしょう。

 

したがって、宗教機関や行者、加持祈禱師、神霊能力者に対する金品の寄進、奉納については、あくまでも人間界倫理のもとで、人間界生活の維持と団体として運営という原則の下に、相互の自然理解のうちに行わなければなりません。

 

もし、供え物や金額が少ないという事で、先祖が助からないとか、病気が治らないなどという宗教関係者がいたとしたら、それは、全くのサギまがいの言いぐさと言うべきであり、それを真に受けてしまった信者こそ、いい迷惑であります。

 

ある宗教団体では、会費の支払いが滞ると、当の信者に対して、やれ先祖供養ができないの、神罰、仏罰があたるだのというそうですが、一部の宗教、および神霊の世界が、目に見えないものを対象としているだけに、こうした嘘八百が堂々とまかり通ることになってしまうのです。

 

そして、ひいては、それが多くのナンセンスな迷信を生み出す温床ともなっていることも忘れてはなりません。

 

だいたい、、会費の滞納などという現界的問題を神・仏・霊の力に結びつけること自体、筋違いもいい所であると言えます。

 

そのような問題は、あくまでも人間界倫理に照らしたうえで決着をつけるべき事柄です。

 

また、組織の幹部となって多くの会員を入会させては擁し、できるだけたくさんの会費を集めて、これ御組織の献上すると功績となり、幸福と平和とが得られるなどという理屈も、全くの人間界再度から生み出された金集めのためのサル知恵というほかありません。

 

しかも、世の中には、こうした金銭や供え物の功績についてうのみにして、全財産を手放してしまったうえに、借金までして寄進を続けた、という人も少なくありません。

 

実際、隈本確先生のもとにも、ある宗教団体や行者のもとで病気が治ると言われて、先祖伝書の土地や建物のほとんどを寄進したのです、がいっこうに病気は良くならなかったと言って、駆け込んでくる人が多数います。

 

しかし、冷静に考えてみれば、借金までして寄進し、奉納し、運勢が好転するなどというおかしなことは、あり得ないはずです。

 

悪徳宗教家や悪徳行者の上手い言葉に踊らされて、こんなことをしていたのでは、その信者は霊界の地獄に落ちずとも、早晩、現界の金銭地獄に真っ逆さまに落ちることになってしまいます。

 

将来のための金銭的備えの財産の全てを失ってしまって、どうして、豊かな人間生活が営めるのでしょうか。

 

隈本確先生が言っています。

 

われわれは現界に生きている人間である以上、神霊世界の倫理と人間界倫理の両輪で生活をしていかなければいけません、と

 

いくら神・仏・霊を拝んだところで、金は天からは降ってきません。

 

土地や、その他の財産も、突如どこからか転がり込んでくるようなことはありえません。

 

それらは、あくまでも、人間界サイドでの営々とした努力の結果プラス神仏のご加護において得られるものなのです。

 

 

 

 

 

今まさに時の話

 

>悪徳宗教家や悪徳行者の上手い言葉に踊らされて、こんなことをしていたのでは、その信者は霊界の地獄に落ちずとも、早晩、現界の金銭地獄に真っ逆さまに落ちることになってしまいます。

 

この話は、今現在起きていることそのものですね。

 

私はテレビ新聞を見ていないので、ネットのニュースで見ている限りでは安倍元首相を銃撃した犯人と言われている山上容疑者の母親が、このケースですね。

 

母親は夫の自殺と、息子(山上容疑者の兄)が6歳の時に小児がんになったことを機に、統一教会に入信しました。

 

その後、夫の死亡保険などを含め、1億円以上を献金してきました。

 

結果、山上容疑者は大学に行きたかったけれどあきらめざるを得ず、高校卒業後、任期制自衛官として海上自衛隊に入隊をして、2005年に自殺未遂を起こしています。

 

理由は、統一教会が原因で兄と妹の生活まで困窮しているので、自分が自殺をして保険金を渡そうと考えたと言います。何ともはや、安倍元首相を狙ったとは言え山上容疑者もずいぶんと追い詰められていたのですね。

 

>悪徳宗教家や悪徳行者の上手い言葉に踊らされて、こんなことをしていたのでは、その信者は霊界の地獄に落ちずとも、早晩、現界の金銭地獄に真っ逆さまに落ちることになってしまいます。

 

まさに現界の金銭地獄に真っ逆さまに落ちてしまいました。こういう話はやり切れません。

 

しかも母親はまだ信仰を続けたいと言っていると言います。

 

私が次男の頭を打つのは霊の仕業ではないかと思っていたけれど、どこにお願いをしていいのかわからず、変なのに引っかかってはいけないとためらっていたのは、こういう事を恐れたからです。

 

それにしても、一度に一億円を寄進したのではなく何回かに分けての話でしょうが、それにしても一度に寄進する金額は相当なものだったでしょうに、そういう時におかしいとは考えないのでしょうか。

 

それが私には謎です。