憑依霊もまた暗示や催眠術にかかりやすい
暗示、催眠術にかかりやすいのは人間ばかりではありません。
低級霊もまた、暗示、催眠術にかかりやすいのです。
例えば、霊能者が、依頼人に憑依している霊に向って、「あなたは酒が飲みたいでしょう。
そうでしょう。
酒を腹いっぱい飲みたいでしょう。
飲みたいでしょう……」
と、催眠的に畳みかけていくと、すでに入神状態もしくは催眠状態にある依頼人の憑依している霊は、さっそく催眠術にかかってしまうのです。
そして、依頼人を通して「うんうん、そうだそうだ、酒だ。
俺は酒を飲みたいのだ、その通りだ、俺は酒が腹いっぱい飲みたいのだ」
といった霊言を返してくるのです。
また、霊能者が依頼人に憑依している霊に、
「あなたはまんじゅうが食べたいのでしょう。
まんじゅうが腹いっぱい食べたいのでしょう……」
と、たたみかけていくと、「うんうん、、う~ん、う~ん、そうだ、そうだ、オレはまんじゅうが腹いっぱい食べたいのだ」
という、憑依霊の言葉が返ってくるのです。
かくて、さっそく、その霊能者は依頼人に対して、こんなふうにいうのです。
「あなたの先祖さんが、お酒を腹いっぱい飲みたいとおっしゃっているから、仏壇にお酒を供えなさい」
あるいは「あなたの先祖さんが、まんじゅうを腹いっぱい食べたいととおっしゃっているから、仏壇にまんじゅうをたくさん供えなさい。
そうすれば、あなたの病気は治りますよ、云々」
と、言われてみれば、一般素人の人々には、いかにももっともらしく聞こえるかもしれませんが、実は、何のことはない、これら一連の霊査や託宣は、かつて、その霊能者の師匠なり先輩、あるいは他の霊能者の行っている行事の様を見たり、聞いたりしたことによって暗示がかかり、そして今度は、同様のやり方で行事を執り行い、自分が依頼人、およびその憑依霊に暗示をかけている、というのがその正体なのです。
その結果、依頼人は、霊能者に言われるままに減りもしない酒やまんじゅうを山ほど仏壇に供え、さかんにお経をあげたりすることになるのです。
人によっては、このような祭りごとを、それこそ朝から晩まで、何年にもわたって続けているというのですが、彼らの話を聞くところ、どうやら、ほとんど何の効果もないようです。
当然のことです。
そんな暗示とか催眠術的迷信の世界に踊らされていたのでは、何年たっても憑依霊の救済はされず、病気は治らないし、その他の諸問題も解決されるはずがありません。
「奥の奥の奥の奥の奥」
>低級霊もまた、暗示、催眠術にかかりやすいのです。
この低級霊もまた、生前は人間だったと考えれば、あり得る話ですよね。
>これら一連の霊査や託宣は、かつて、その霊能者の師匠なり先輩、あるいは他の霊能者の行っている行事の様を見たり、聞いたりしたことによって暗示がかかり、そして今度は、同様のやり方で行事を執り行い、自分が依頼人、およびその憑依霊に暗示をかけている、というのがその正体なのです。
なるほど、負の連鎖ですね。
でも、低級霊能者にしても、依頼人にしても、憑依霊にしても、本人たちは暗示または催眠術にかかっているという意識はないんですよね。
何ともはや厄介ですね。
話は、今回の記事とは全く違った話になります。
以前、私が日神会の道場に他者神霊治療能力者養成講座を毎年受けていた時、一時期霊流を流す時に「奥の奥の奥の奥の奥」と言って指導を受けたことを思い出し、最近は霊流を流しながら「奥の奥の奥の奥の奥」と思いながら流していると、エネルギーがとてもよく流れる気がします。
教わっている時は、それほど違いがわかりませんでしたが、今になって「奥の奥の奥の奥の奥」と思いながら流すと、違いがとても分かるようになりましたので、これからはこれでいきたいと思っています。