聖の親様と共に2

初心に帰って初代会長の隈本確先生の教えである「大霊界」の御本に沿って、日常の生活や日頃私が思っていること感じていることに絡めて、書いていきたいと思います。

人間界サイドの問題

前回の続きです。

 

その家でそれぞれ…

こんなことを言っている女性もいました。

「うちの主人は家から一歩出ると大変礼儀正しく立派なんですが、お風呂から出るとタオルも持たず真っ裸で家の中をのっしのっしと歩き回るんです。子供のためにも、みっともないからと何回注意しても平気の平左で、“人間、生まれたときは皆裸だ”なんて、うそぶいているんですから……。わたくしも、結婚するまでは、まさか主人があんなに行儀の悪い男だとは知りませんでした。何しろ、とても礼儀正しくて、することがスマートでしたから、今では、私はだまされたような気がしています」

連れ合いに対するこのような苦情は、もちろん、女性側からのみでてくるわけではありません。

ある初老の男性は、実に情けない顔つきで、こんなことを言っていました。

「先生、うちの母さんはもうばあちゃんになってしまいましたばい。髪はいつ洗うのか知らなけれどいつもバサバサ、化粧一つするでなく、朝は起き向けのまま顔も洗わないで目やになんかためたまま台所に立っている。昼といえば、近所の奥さんとおしゃべりしているか、テレビを見ながらうつらうつらしているようだし……夜は毎晩、晩酌までしている。その上、台所の隅はほこりだらけ、いつだってゴキブリがうろうろしているしまつなんだから。たまたま、冷蔵庫をあけようなものなら、プーンとすえたような臭いがしてくる。

そのくせ、自分は立派な家庭の主婦でございますといった顔つきで、まるで、石臼を据え付けたようなデーンとおさまり返っているんですからね。

うちでは新婚時代から一緒に風呂に入る習慣があるんですが、この頃ではもう、すっ裸で全然隠そうともしない、こちらの方が恥ずかしくなってしまうほどですよ。羞恥心という事を、全く忘れっちゃったようなんですよ。あれじゃ、もう、女って感じしませんよ。ほんとに、それなのに、出かけるとなると妙にごてごて厚化粧して、趣味の悪い服を着こんで……

昔から、畳と女房は新しいほうが良いというけれど、全くその通りですよ。先生、毎日毎日こんな生活をしていると、本当に無気力になってしまって、何か切実に新鮮なものを求めたいような気分になってきてしまいます……」

と、このように連れ合いに対する不平不満、愚痴は、言い始めたらきりも限りもなくあるわけなのですが、これらはすべて、神霊とは全く無関係のことがらです。

しかし、たとえ二十年、三十年と連れ添ってきた夫婦であっても、このような不平不満が出てくるような関係というのは決していいものではありません。

夫婦の互いが、日常の些細な行動にもよく注意をはらい、反省をし、常に新鮮ないきいきとした人間生活を営んでいくよう、努力していかなければならないということであります。

隈本確先生は神霊能力者としては、このような人間界サイドの問題について、一方的に夫がああだ、妻がこうだと苦情を持ち込まれても、まったく、何とも手のつけようがないのでした。

 

 

 

 

我が家の場合

隈本確先生は神霊能力者としては、このような人間界サイドの問題について、一方的に夫がああだ、妻がこうだと苦情を持ち込まれても、まったく、何とも手のつけようがないのでした。

 

それはそうでしょうね。

 

私が結婚して半年くらいから、義母も本性が出始めました。

見ていると、義母はその時その時の気分をそのまんま家の中に吐き出している人でした。

だから、いつも家の中の雰囲気はぎすぎすしていました。

ある意味、あの時に義母から主婦の基本的なことを教わったような気がしています。

家庭の雰囲気というのは、主婦がつくるものだから、自分がその立場になったら穏やかにしようと思っていました。

お陰様で、義姉が義母を連れて行ってからの我が家は、ウソのように静かになりました。

ところが、義母と同居していた頃は、我が家でのトラブルの原因は義母でしたから、そのためにこれ以上のトラブルを避けるために、私はあらゆることを耐えていました。

義母がいなくなってから私は、今までの夫への不満を一気に噴き出してしまい、家の中は一時大変ギスギスしてしまいました。

娘からは「私が結婚するまでは、お母さんとお父さんと離婚しないでね」といわれ、夫婦でそこだけは一致していました。

その後も、夫婦の衝突の連続でした。

今思えば、本来ならもっと若いうちに衝突をして、お互いの妥協点を見つけるのでしょうが、私達の場合は遅かったのです。

今は、お互いにどこまで言っていいか、していいかという事はわかるので、ほとんどケンカもせず、とても穏やかに過ごせています。

お互いに嫌なことは、はっきりと口に出して伝えたほうが良いと思います。

伝えるにも伝え方も気を付けたほうが良いと思います。

タイミングとか言葉遣いとか……

そこは、相手への思いやりをもって考えることが大事だと思います。

相手に伝えても変わらない場合は、自分で受け取り方を変えることも一つの方法ではないでしょうか。

例えば、風呂上がりの旦那さんに対しては外で緊張している分、家の中で自分を解放しているのだと割り切ることも一つの方法です。

タレントの関根勤さんが、面白いことを言っていました。

妻の裸をしっかりと目に焼き付けておくんだ、と何故なら人は一年一年年老いていくから、今見ている妻が一番若いから、というようなことを言っていました。