聖の親様と共に2

初心に帰って初代会長の隈本確先生の教えである「大霊界」の御本に沿って、日常の生活や日頃私が思っていること感じていることに絡めて、書いていきたいと思います。

木戸さんの奥さんの場合

地獄界の入り口である夜叉界

夜叉界に住む霊たちは、そのほとんどが現在から七、八百年前ぐらいまでに他界した人たちの霊魂なのです。

初めに、地獄界の入り口でもある夜叉界の何たるかを知っていただくために、一つの実話を紹介します。

隈本確先生が、日本神霊学研究会を発足させるもっと以前のことです。

スマートボールの店を経営していた隈本確先生の事務所に、ある時、長崎警察につとめる木戸さんという刑事さんがやってきました。

木戸さんとは古くからの知り合いだったので、もちろん、彼は隈本確先生が以前から神霊治療で他人の病気を治していることも知っています。

事務所に現れた木戸さんは、いつになく途方にくれた顔つきで、隈本確先生に言いました。

「隈本さん、実は妙な話なんですけれど……。こんなことも、やっぱり神霊治療で治るんでしょうかねぇ。話っていうのは、私の家内のことなんですけれど、この頃髪の毛が異常に抜けると言っておびえ切ってしまっている。髪をちょっととかすと、その度にボソッボソッと抜けると言って、もう、目を引きつらせて、大変な有様です。頭が丸坊主になってしまうんじゃないかと、恐怖におののいているわけですよ」

「木戸さん、奥さんは何か食事制限でもしているのはないですか。美容のためとか言って、でなければ、何か心配事があるとか、睡眠不足とか……」

「いや、そんなことは全然、家内はとにかく日中はどこも具合が悪くないと、本人も言っているんです」

……と、そうなると、木戸さんの奥さんは、食べる、眠る、動くという、この人間の健康維持の要素となる三つの条件は、日常生活の中で全てはたしていることになります。

—―では、やはり霊障なのでしょうか。

それまで、立ち眩みとか頭部のふらつく感じ、あるいは頭痛、圧迫感、異常なかゆみ、頭がボヤっとする、といった頭部に関する神霊治療も多数手がけてきた隈本確先生でしたが、今度のようなケースは初めてでした。

それにしても、髪をとかすたびにボソッボソッと毛が抜けるとあっては、さぞや、木戸さんの奥さんもご心配のことでしょう。

 

次回に続きます。

 

 

  

 

 

私の素朴な疑問

>夜叉界に住む霊たちは、そのほとんどが現在から七、八百年前ぐらいまでに他界した人たちの霊魂なのです。

 

その後の人達はいないのでしょうか?

 

>髪をとかすたびにボソッボソッと毛が抜けるとあっては、さぞや、木戸さんの奥さんもご心配のことでしょう。

 

かゆみとか痛みというものがないのでしょうか。

 

最近、人と会ったりするとこの人は肉体がなくなると、どこに行くんだろうと考えたりしています。

霊査をするというわけではありません。

世の中には都合が悪くなると、いつの間にか人のせいにしてしまう人がけっこういます。

人のせいにする人達が、肉体がなくなったら同じように人のせいにする霊魂だらけの世界に行くのでしょうか。

その世界では、お互いにお前のせいだ、いやお前のせいだと、言いあっているのかとくだらないことを考えてしまいました。

実際はどうなのかわかりませんが。