水晶のような世界
地王界を後にした隈本確先生は、再び隈本確先生自身の魂を想念速に切り替えて、さらに地殻界の深奥へと進んでいきました。
ついに到達した世界は、大地王界でした。
大地王界とは、今をさかのぼること十億年の昔に発生した神霊の住む霊界です。
この地球の年齢が約四十五億年前と言われていますが、では、十億年前の地球とは、どのようなものだったのでしょうか。
が、とにかくこの大宇宙の中にある地球界に十億年前に発生した超神霊の存在が厳然として関与している事実には変わりがありません。
そうだとすれば、地球界の始祖的超神霊は、地球以外の天体から関与してきた存在である、ということになるでしょう。
十億年前に発生した神霊といっても、超神霊としての実力で表せば、さらに十億年以上、二十億行年という「行年」をもった超神霊も存在するのですから、霊界というのはスケールが大きいです。
さて、大地王界に到達した隈本確先生が、そこで見たものは何だったのでしょう。
先ほどの地王界が、がらんとした透明な空間の広がりだったのに対して、ここ大地王界には、山も川も草木もありました。
が、その様相は、現界のそれとは全く異質なものでありました。
この大地王界においては、全てが硬質の水晶のような物質からなり、それが透明な光を受けて、キラキラキラキラと輝いています。
次回に続きます。
地球外の天体から関与している
>大地王界とは、今をさかのぼること十億年の昔に発生した神霊の住む霊界です。
地王界は五億年前で、大地王界は十億年前です。
地王界と大地王界との間には五億年の間があります。
夜王界と地王界の間は、四億九千年の間があります。
この間に変化するわけですが、何があるのでしょう。
こんなことを考えるのは私だけでしょうか。
>地球界の始祖的超神霊は、地球以外の天体から関与してきた存在である、ということになるでしょう。
さりげなく書いてありますが、とてもすごい事だと考えます。
私はこういうことはほとんど考えたことがなかったし、大霊界のご本を読んだときにはこのことは全く記憶にありませんでした。
でも、今回読みなおすとこんなすごいことを書いてあったんですね。
そうですか、地球界の始祖的超神霊は地球以外の天体から関与してきた存在なのですか……
では、人間は?