聖の親様と共に2

初心に帰って初代会長の隈本確先生の教えである「大霊界」の御本に沿って、日常の生活や日頃私が思っていること感じていることに絡めて、書いていきたいと思います。

全ての悪想念を抜き取られた霊人たち

汚泥の池から出ることができた霊人たち

前回の続きです。

 

その間、濁王界の霊人たちは、まったく無言なのです。

汚泥に塗り込められた顔面からも、特別な表情はうかがえません。

すでに夜叉界において、700年~800年という悲惨な歳月を過ごしてきた彼らは、もはや涙もかれ果てて、感情すらなくなってしまったように見受けられます。

ひたすら、汚泥の中を出たり入ったりしながら、動き回っているのです。

いったい、何の目的があるのか、この濁王界で過ごす果てしない時間を、彼らは、その同じ動きの繰り返しを続けるばかりであります。

彼らは、その膨大な時間を、いかばかりの心境で過ごしているのでしょうか……。

しかし、このように忖度したくなるのは、おそらく、隈本確先生が霊能者とはいえ現界人だからでありましょう

霊能者として事実を言えば、彼ら濁王界の住人たちは、自分たちが置かれている状況を苦しいとも嫌だと思っていないのです。

彼らには、そのような現界人的思考力がないのです。

さて、濁王界の池で繰り広げられる霊人たちの様子をつぶさに観察した隈本確先生は、現在をさかのぼること4000年、5000年と、さらに深い地下の霊界へと探訪を続けました。

汚泥の池はまだあります。

しかし、先ほどとはだいぶ様子が変わってきました。

やっと汚泥の池の中から出ることを許された霊人たちは、今度は汚泥の池の淵を動き、行動しているのです。

そして、汚泥の池の淵を動き回る霊人たちの動作が、だんだん緩慢になって来たのです。

十メートル移動するのに一分はかかるだろうと思われる霊人たちが、池のあちらこちらに、やはり何の目的もなく、ヌーッ、ヌーッと鈍重に動き回っているのです。

一切の思考力を失っている霊人たち、全ての悪想念を抜き取られたかのようにです。

 

 

 

 

大霊界の掟

>霊能者として事実を言えば、彼ら濁王界の住人たちは、自分たちが置かれている状況を苦しいとも嫌だと思っていないのです。

>一切の思考力を失っている霊人たち、全ての悪想念を抜き取られたかのようにです。

 

以下は、私の想像です。

上記の言葉が、大霊界に地獄が存在している理由だと思います。

地獄の住人達も、途中で気持ちを切り替え上の世界に行けるものはいくのでしょうが、そのまま気持ちを切り替えることなく悪想念をもち続けている者達は、その悪想念がなくなるまでというか出し切ってしまうまで、地獄の世界にいることになるのでしょう。

そして、悪想念を出し切ってからっぽになると、少しづつ変っていくのでしょう。

これから先の霊人たちの行くすえは、また続きを楽しみにしましょう。

本当に、自力で自分の想念を変えるのを素の親様は待っていてくださっているのだと思います。

人間から見ると長い年月でが、大霊界というところは時間と距離が超越したところのようですので、素の親様はジーッとまってくださっているのだと思います。

 

>彼らは、その膨大な時間を、いかばかりの心境で過ごしているのでしょうか……。

しかし、このように忖度したくなるのは、おそらく、隈本確先生が霊能者とはいえ現界人だからなのでしょう

 

人間界にいると、やはり地獄の霊人たちの姿を知ると何とかしたいと思うのは自然な想いなのでしょう。

隈本確先生もおそらくそういう想いに駆られたでしょうし、彼らを救うために神様のエネルギーを使おうと思えばできたでしょうが、されなかったというのは、大霊界の掟をご存知だったからではないかと考えます。

日神会で大霊界の真の姿を知った私たちは、自分の魂を高い世界に行けるよう努力をしたいものです。