聖の親様と共に2

初心に帰って初代会長の隈本確先生の教えである「大霊界」の御本に沿って、日常の生活や日頃私が思っていること感じていることに絡めて、書いていきたいと思います。

「捨て置け!」

前回の続きです。

 

師の怒り

「む……いたらん事じゃ!!私は、かねがね 言っておるでしょうに。わたしは、もうここの神以上lの神になっておるって。いま、わたしがこのように苦しんでおるのは、より大きな力を修得するための修行じゃ!いらんことをするな。たった今、この屋敷の神・埴山姫の命に対して祈願をしたその願いの筋を取り消せ!!さもないと、絶対許さん!!」

死の淵にあえぐこの行者さんから百雷が落ちたのごとく怒鳴られた隈本確先生は、震えあがって、しまいました。

「先生、まことに申し訳ございませんでした。わたくしが、余計なことをしてしまいました。さっそく、埴山姫之命に対してお詫びをいたします」

そして、隈本確先生は埴山姫之命に、再び霊界語で申し立てました。

「埴山姫之命本尊大神殿、ただいまお聞きの通りでございます。あまりにも苦しそうな師の姿を見かねて、大神様におすがりいたしましたが、師より大いなる拒否を受けた今、取り消さざるを得ません。なにとぞ、わたくしのお願いの筋をお取下げくださいますよう、伏してお願い申し上げます。けれども目の前で苦しんでおられる師、霊界入りはもう時間の問題であると私は見ておりますが、いかがいたしたものでございましょうか」

埴山姫之命より、即座に神事が下りました。

捨て置け、そなた。何も案ずるには、及ばず。そなたの取り下げの筋、かなえてつかわそう」

そこで、隈本確先生はすぐにその旨、行者さんに伝えました。

「先生、先生のおっしゃる通り、ただいま埴山姫之命に対する願いの筋を取り下げさせていただきました。ご了承いただきました」

「隈本さん、わたしは、もう何度も言っておる。私は、ここの埴山姫之命以上の神なのじゃ、もう、私の家にやってきて、よけいなまねをするようなことは二度としないようにしてくれ!」

「はい……」

いつもは二時間、三時間とお邪魔している隈本確先生でありましたが、さすがにこの日は、一時間足らずで、肩を落として早々に引き上げてしまいました。

 

 

 

言ってはいけない言葉

隈本確先生が、埴山姫之命にお願いをしてしまう気持ちはよくわかります。

それがまた、師の怒りをかってしまう……難しいですね。

 

>「捨て置け、そなた。何も案ずるには、及ばず。そなたの取り下げの筋、かなえてつかわそう」

 

埴山姫之命には、すべてお見通しなのですね。

ここが人間界の情と神霊の世界との違いなのですね。

厳しいですね。

それでも師は

 

>「隈本さん、わたしは、もう何度も言っておる。私は、ここの埴山姫之命以上の神なのじゃ、もう、私の家にやってきて、よけいなまねをするようなことは二度としないようにしてくれ!」

 

言ってはいけないことを、はっきりと口にしました。

これでは、埴山姫之命の怒りをかうことはやむを得ないでしょう。

隈本確先生も辛いですね。