前回の続きです。
自動書記の危険性を知っていた秋葉さん
そのころから、自動書記にあらわれる文章の内容に変化が生じてきました。
「呪わしい」とか「うらめしい」とか「おぞましい血の流れ」などといった不気味な言葉が多くなり、やがて、全編ありったけの恨みつらみの言葉に塗り込められた自動書記になっていきました。
これは、いったいどうしたことなのでしょうか。
こうなると、さすがの秋葉さんも、自動書記をするのが気味悪くなってきました。
そこで、一度は、もう自動書記はしないと決心して、ノートも鉛筆も手の届かないところに片づけてしまったのだそうです。
ところが、そうなると、今度は秋葉さんの気持ちがなぜか落ちつかないのです。
そして、何も手につかずにそわそわしている秋葉さんの耳に、突然、聞きなれない声が聞こえてきました。
「書け、書け、早くノートと鉛筆をもってきて書け!」
何ものかに突き動かさるとようにして、秋葉さんは、またしても自動書記の世界にのめりこんでで行きました。
どうやら、その自動書記に現れてくる内容というのは、秋葉さん一族のうちでも自殺をされた方とか、不幸な一生を終えられた方たちの複数の霊が彼女に憑依して、書かせているもののようでした。
こうして、自動書記を続けていくうちに、秋葉さんは胸が苦しくなったり、頭痛がしてきたり、体中が冷たくなって冷や汗がにじみ出してきたり……と、さまざまの体調の狂いを覚えるようになってきました。
しかし、このとき、秋葉さんは一方では隈本確先生の神霊能力者養成講座を受けつつあったわけで、自分が行っている自動書記がいかに危険なものであるかということについて、よく知っていたはずなのでした。
——もう、やめよう。
今日こそ、やめよう。
秋葉さんは、毎日そんなふうに思いながらも、結局はやめることなく、かかってくる霊にズルズルと引きずられるようにして、自動書記を続けていました。
もう、こうなると一種の中毒症状に近く、自動書記を止めると何とも落ち着かないのでした。
次回に続きます。

秋葉家の先祖霊
>その自動書記に現れてくる内容というのは、秋葉さん一族のうちでも自殺をされた方とか、不幸な一生を終えられた方たちの複数の霊が彼女に憑依して、書かせているもののようでした。
以前にも書いたことがあるかもしれませんが、日にちが経つと自分で書いておきながら書いたかどうか怪しくなっています。
私の実家はトラブルが絶えず、幼いころから常に落ち着かない、いつもザワザワとしていて、子供心にも安心して暮らせるような家ではありませんでした。
だから、早くこの家を出たいといつも思っていました。
現実的に見れば、祖父母がいつも私たちの両親のあら捜しをしていて、それを感じ取っている両親が一所懸命行動しても、祖父母を気に入らないという毎日でした。
両親の中にも祖父母に対しての不満がたまっていたと思います。
小さい弟は両親と寝ており、わたしは祖父母と寝ていましたが、聞かされるのはいつも両親の悪口ばかりで、子供心にもそんな祖父母が大嫌いでした。
どうして家はいつも楽しくないのだろう、といつも思っていました。
大人になって、日神会と出会い、自分でも霊流をひくようになって何年か経つと霊の存在も感じるようになりました。
そんな頃に実家に行ったときに見えました。
実家は昔の農家の家の造りです。
奥に畳の部屋が数部屋あります。
その真ん中に坊主頭の男が怖い顔をしているのが見えました。
そして、その男が言っています。
「この家は俺の家だ」と。
私は、やっと今まで実家のトラブルが絶えなかったわけがわかりました。
全部とは言いませんが、この男が原因でだと思いました。
それからその男に霊流を流し続けました。
いつの間にか男はいなくなっていました。
その男は実家の初代だったようです。
実家への思い入れが強かったようです。
最近、実家で法事があるので行きました。
実家はもう、わたしの幼いころの実家の面影もありません。
みな穏やかに、安心をして過ごせる家になっていました。
実家のお嫁さんに私が幼いころは、実家がとても暗くて重い感じがして嫌だったということを言いました。
お嫁さんも「その気持ちがわかる」と言いました。
「だから、わたしは家をきれいにしている」と言いました。
今の実家はとても整理整頓がされて、掃除も行き届いていてとても気持ちのいい家です。
実家のお嫁さんと初めて本心を言い合えたと思いました。
彼女はいつも家をきれいにしていて、感心をしていましたが、彼女には彼女の理由があったのですね。
私も、彼女を見習って神様からのエネルギーだけでなく家の中の汚れやほこりを掃除して、いつも気持ちよく過ごせるように気を付けたいと思いました。