神霊治療というのは、簡単に言うと、疾患の箇所に憑依、付着している霊を救済・向上させることによって人体から離し結果として疾患の痛苦を解消させる療法です。
隈本確先生は、長い間神霊治療に捧げてきましたし、手掛けてきた治療件数は膨大な数です。
隈本確先生は、実在する霊を扱う神霊能力者としての立場と体験から、はっきりと事実を言っています。
何よりも、隈本確先生は水子霊の霊障を解いて依頼人の病気を治したという体験がありません。
また、成人の霊であれば、霊界通信なりテレパシー(精神感応)なり、何らかの霊的感応が隈本確先生の心身にあるはずなのですが、水子霊にあっては、それが全くないのです。
したがって、このような観点から、隈本確先生は水子霊の霊障について否定しなければなりません。
ちなみに、病気の原因をつくっている憑依霊は、ほとんど二十歳以上の成人の人霊です。
隈本確先生が今まで水子霊のことに一切触れてこなかった理由がこのあたりにあります。
つまり、隈本確先生が真実の神霊、霊魂を扱う神霊能力者であれば、水子霊について言及した時、どうしても、水子霊の障りはない、という事を断言しなければなりません。
「水子霊のたたり」なるものが霊界の真実とは全く違う、まやかしの言い草だったにしても、それが性のモラルの乱れや社会の混乱を防ぐうえでの、一つの社会的な歯止めの役割を果たしているでしょう。
ここで、隈本確先生が霊界の真実を明らかにし、水子霊の存在を否定することによって、水子霊の霊障を受けていると思い込んで、深い悔恨の念や恐怖におびえる人たちの心を救済することができても、その一方で、生のモラルがますます崩壊し、かえって苦悩の淵に沈む人々が増えてしまうのではないか――。
多くの人達に、水子霊に関する質問を受ける度に、隈本確先生は、こうした両極端な状況に思いをはせて、結局、今日まで水子霊についての真実のところを語らずに来たのでした。
次回に続きます。
水子霊の範囲
>霊界の真実を明らかにし、水子霊の存在を否定することによって、水子霊の霊障を受けていると思い込んで、深い悔恨の念や恐怖におびえる人たちの心を救済することができても、その一方で、生のモラルがますます崩壊し、かえって苦悩の淵に沈む人々が増えてしまうのではないか――。
隈本確先生の水子霊の祟りはないとはっきり言わなかった理由ですね。
私は長い間、水子霊というのはおろした子供だけ限定だと思っていましたが、何らかの理由で育たないで生まれることができなかった子や、流産した子も入ると聞いた時は驚きました。
今にして思えば、きっとそういう子も入れることで、儲かるからからでしょうか。
そういう子も入れると相当の数になります。
流産ならやむを得ないと思っても、当のお母さんからしてみれば、あの時あんな無茶をしなければよかったとか、悔やむ理由はいくらでも出てきます。
ましてややむを得ない事情とは言え、自分の意思でおろしたとなれば、ほとんどの母親は内心後悔と懺悔の気持ちをもつことでしょう。
ある意味、そこをうまく使った商売ですね。
全く違った話ですが、うちの子供たちがすっかり大きくなってしまった後に知ったことなのですが、まだ幼児位で少し会話ができるくらいの子供に、さりげなくお母さんのおなかにいた時のことや、お母さんやお父さんを子供が選んだ理由を聞くと、話してくれる子供がいると聞いたことがあります。
これを聞いた時、もっと早く知っていれば自分の子供に聞けたのに、と残念に思ったことがあります。
もし、丁度それくらいのお子さんがいらっしゃったら、お子さんに聞いてみると良いですよ。
興味津々で聞くと子供さんは警戒をして言わなくなるというので、さりげなく聞くと良いと聞いたことがあります。