老後の夫婦生活
昭和58年6月、ある週刊誌に特筆すべき記事が掲載されていました。
それは、フランス医学界で行われた老人男女に関するセックス・シンポジウムについての記述でした。
一般御社会では、老人男女の性的愛情というと直感的にいやらしいとか不潔だとか、一種けがわらしいともののように思われがちです。
しかし、フランスにおけるそのシンポジウムでは、老人男女の愛の行為について、これを肉体・精神の両側面から医学的に分析し、より豊かな老後の生活づくりをするために、沢山の医学者たちが集い、討議がなされという事です。
この時、討論に先立って実際に老人男女の愛の行為の模様を録画したフィルムが上映されたといいます。
男子74歳、女子72歳、この老人男女の愛の行為が画面に映し出されると、シンポジウムに出席していた多くの医学者は、感動の面持ちでその一部始終を見守りました、とのことです。
そして、最後のクライマックスでは、思わず全員総立ちになり、さかんな拍手を惜しまなかった、ということです。
そこには、不潔だとか、何となくいとわしいものだとかいった感じはみじんもなく、むしろ荘厳な、美の世界にひたる大勢の医学者たちの姿がありました。
しかし、このように医学の世界で、真の老人の幸福とは何か、また、真の男女の愛とは何かといったことが真剣に取り上げられ、討議されているにもかかわらず、現状では、老人たち自身が男と女の行為についての間違った意識は女性側にに強くあるようです。
50歳を過ぎたというのに若い頃と同じように夫婦生活をするなんて……、といった妻側の想いが、いつしか夫婦の仲に深い溝をつくってしまうというケースも少なくありません。
かくして、夫側は、夫婦の愛をいとわしく思っているような妻から心が離れ、妻以外に愛の対象を求めることになってしまうのです。
このような現象は、もう年をとってしまったから、老人だから……と言って、人間の生理を無視した女性側からもたらされる悲劇と言えるでしょう。
また、世の中には、夫婦愛に応じる妻であっても、その行為中に嫌悪感をあらわにする女性も多いようです。
妻が嫌そうな態度をするので次第に夫婦関係がなくなってしまった、という不満を訴える夫も多いのです。
そして、そのような妻にあっては、本来何不自由のない生活に恵まれておりながら、また、立派な子供や孫に恵まれておりながら、人間の肉体的機能に対する誤った考えをもっていたがために、己自身が嫉妬の魔界におちていく事にもなってしまうのです。
先ほどお話した坂上幸子さんも、はやく、このことを悟らなければなりません。
男と女がなす最高の愛の行為とは、行為中、互いに自分の生命を相手に与える、また、相手からはその全生命を自分
の方へ吸収する、そのような命がけの想いの世界において成就されるものなのです。
二人の中に、そのような想いに支えられた愛の行為に求められた愛の行為がる限り、夫婦の危機などありえないはずですし、当然、浮気の虫なども起こるはずがないのです。
日神会の開館曜日と時間
今回のお話とは関係ない話ですが、日神会の電話受付曜日と時間を、きんさんが教えてくださいましたので、お知らせしたいと思います。
コメント欄を読んだ方はご存知かもしれませんが、今一度ここに書きたいと思います。
木金を除くとありますので、日月火水土曜日ですね。
時間は10時~16時です。
東京聖地もホール参拝は木金は休館しているため、参拝はできないそうです。
きんさんお知らせいただきありがとうございました。
日神会のHPを見たのですが、この件は載っていませんでした。
もしかしたらLINEの方に書いてあるのかもしれませんが、私はLINEは危険だと言われているので、極力使わないようにしておりますので、わかりません。